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大区
「大区〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大区の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文芸と道徳」より 著者:夏目漱石
道徳をナチュラリスチックの道徳と名づけますが、さて吾々《われわれ》が眼前にこの二
大区別を控えて向後|我邦《わがくに》の道徳はどんな傾向を帯びて発展するだろうかの....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
じように、今は新しい戸長の一人である。遠からず筑摩県地方は村々の併合が行なわれ、
大区、小区の区制が設けられるはずで、そのあかつきには彼は八
大区の区長としての候補....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
儀改典勝手たるべしの布告が出るほどの時節が到来した。木曾福島取締所の意をうけて三
大区の区長らからそれを人民に通達するほどの世の中になって来た。これは半蔵にとって....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
のである。 抽斎歿彼の第十五年は明治六年である。二月十日に渋江氏は当時の第六|
大区六小区本所|相生町四丁目に※居した。五百が五十八歳、保が十七歳の時である。家....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
置して、一般の児童は事故なき者の外就学せねばならぬ事になった。尤もこの頃は府県に
大区小区を置かれて石鐵県は一
大区から十五
大区まであって、各
大区の下に従来の町村を....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
れましたので、他家の食客にもなり、母の弟の助力で医学に志して、明治五年の暮に第一
大区医学校へ入学しました。それからは至って順調で官費生となり、第一位の成績で卒業....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
カボラル》を、(この溝鼠《サロオ》!)とどなったんだ。その検査官はアルサスの営林
大区へ栄転して、間もなくそこで死にました。すると、ちょうどその一周忌にも当ろうと....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
興味を添えしむるものである。 私は小石川なる父の家の門札《もんふだ》に、第四|
大区《だいく》第何小区何町何番地と所書《ところがき》のしてあったのを記憶している....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
種類も沢山|殖《ふ》えたが西洋鶏の中には産卵鶏と肉用鶏と闘鶏《けあいどり》との三
大区別がある。その中の肉用鶏は食用に供する種類だからその肉は皆《み》な美味《うま....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
全体家庭料理とホテル料理と料理屋料理とはどういう風な区別があります」中川「それは
大区別《おおくべつ》があります、譬《たと》えば同じスープにしても普通の西洋料理屋....