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大参
「大参〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大参の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
の令を己に適用せられようと思わなかったのも無理はない。 しかし成善は念のために
大参事|西館孤清、少参事兼大隊長加藤|武彦の二人を見て意見を叩いた。二人皆成善は....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
学の智識があったのでこれらの学者を登用した主唱者らしく思われる。藤野は後に藩の権
大参事兼公議人となり、大学本校少博士ともなり、また修史館が出来た時にはその編輯官....
「甲州鎮撫隊」より 著者:国枝史郎
立籠っていることだの、薩長の兵が、有栖川宮様を征東大総督に奉仰り、西郷|吉之助を
大参謀とし、東海道から、江戸へ征込んで来ることだのという、血腥い事件も、ここ植甚....
「赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
ってからは、彼は陸上に望を断ち、海に向かって発展した。即ち博多の大富豪島井宗室の
大参謀となり、朝鮮、呂宋、暹羅、安南に、御朱印船の長として、貿易事業を進めたので....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
きない。自分の子供が法皇になると、一族のうるおいはたいへんなものだから、政務使や
大参事に莫大な袖の下をつかい、自分の子供の名を挾みだしてもらえるように奔走する。....