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大叔母
「大叔母〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大叔母の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私の母」より 著者:堺利彦
だし、文句もずいぶんシッカリしている。また、祖母の妹(私の父の叔母《おば》、私の
大叔母)は、私もよく知っていたが、これがなかなかただの女でなかった。変屈者《へん....
「死者の書」より 著者:折口信夫
ないが、曾祖母にも当る橘夫人の法華経、又其|御胎にいらせられる――筋から申せば、
大叔母御にもお当り遊ばす、今の皇太后様の楽毅論。此二つの巻物が、美しい装いで、棚....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
作らせたものだった。ジルノルマン氏はそれを、百歳も長寿を保って死んだ母方の大変な
大叔母から譲り受けたのだった。彼は二度妻を持ったことがあった。彼の様子は朝臣と法....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
思うと、なかなか別れがたない思いがする。 二人の話によると、エレアーナ王女は、
大叔母のマラコウィッチ大公妃のとりなしで、巴里の市外にある、サント・ドミニック修....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
ような口調でものをいう。 キャラコさんは、小さな時から、気さくで太っ腹な、この
大叔母がだいすきだった。 浜子夫人のほうも、寛大で謙譲《ひかえめ》で、そのくせ....