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大同団結
「大同団結〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大同団結の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
中に入れり。期成同盟会は種々の分子をもって成立したるものなれば、あたかも昨年春の
大同団結に類するものあり。すなわち各種の心事をもって同一の事業に向かうゆえに同盟....
「惜別」より 著者:太宰治
、三合会、哥老会、興中会などの革命党の秘密結社は、孫文を盟主として、もうとっくに
大同団結を遂げている様子で、さきに日本に亡命して来た康有為一派の改善主義は、孫文....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
の統一を獲得するものと見られる。だが、どれも綱領に無理と無意味とが多いため、その
大同団結ばかりでなく、連絡さえが成功するかどうか疑わしい。到底大衆的地盤を得るも....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
、機関説排撃・国体明徴・というスローガンは、右翼愛国反動団体にとっては、全くその
大同団結戦線統一の願ってもない口実だったのである。これ等の諸団体は、そのイデオロ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
に立つ仕事して、存在意義を示さなければいけないというわけで、同人雑誌諸君をよんで
大同団結を協議するというとき、武麟がボスを発揮して、ある同人雑誌代表は、退場した....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
せざるはなかりしぞ憂き。 五 内縁 それより一、二カ月を経て、東京より重井ら
大同団結遊説のため阪地《はんち》を経て中国を遊説するとの報あり。しかして妾には大....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
した。ついで満州事変直後の昭和七年一月、総選挙が実施されたが、分裂した無産政党の
大同団結がなり、全国労農大衆党が結成された直後でもあるので、私も大いに張切った。....