大同江[語句情報] » 大同江

「大同江〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大同江の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
をやった記録はない。自ら鉄砲で射止めた事はあるらしい。 さて一方行長も七月半に大同江を渡って平壌を占領した。かくて、この年の暮頃の京城を中心とした日本軍の配置....
故郷を想う」より 著者:金史良
りすることになろう。何しろ母も年が年なので、あの澄み渡った青空の下、どこか好きな大同江の流れでも見下ろされる丘の上に住みたいものと心では考えている。....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
巻き込まれつ。 明治二十七年九月十六日午後五時、わが連合艦隊は戦闘準備を整えて大同江口を発し、西北に向かいて進みぬ。あたかも運送船を護して鴨緑江口付近に見えし....
旅愁」より 著者:横光利一
ときこそ朝鮮の歌を聴きたいと思って料理屋へ出かけた。そこは一流の料理屋で窓の下に大同江が流れていた。部屋には渋色の紙が敷いてあるだけだったが、同様に暗い隣室では....
淡紫裳」より 著者:佐藤垢石
朝鮮唯一であるという平壤の妓生学校へ案内された。赤煉瓦造りの小さい建物であるが、大同江に臨んでいて、優れた眺めが軒下に連なっている。学校の職員の斡旋でこの学校の....
撥陵遠征隊」より 著者:服部之総
に渡したが)、そのまま義州越しにシナに渡されて、無事に帰った。ところがその翌月、大同江《だいどうこう》をぐんぐん遡《さかのぼ》って、平壌《へいじょう》に迫った米....