大和屋[語句情報] »
大和屋
「大和屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大和屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
いますまいか。わたくしは芝の露月町《ろうげつちょう》に鉄物渡世をいたして居ります
大和屋十右衛門と申す者でございますが、只今あの鳶頭の家へ少し相談があって訪ねてま....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
みんなもばらばら起っておていの姿を見付けに行った。おていは今年九つで、佐久間町の
大和屋という質屋の秘蔵娘であった。踊りの筋も悪くないのと、その親許が金持なのとで....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
高くそこに掲げていたころである。 中津川の商人、万屋安兵衛、手代嘉吉、同じ町の
大和屋李助、これらの人たちが生糸売り込みに目をつけ、開港後まだ間もない横浜へとこ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
た幹部の人たちと見える浪士らが馬籠から落合に集まって、中津川の商人｜万屋安兵衛と
大和屋李助の両人をこの稲葉屋へ呼び出し、金子二百両の無心のあったことを語り出すの....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
生糸売り込みなぞのためには百里の道をも遠しとしない商人がそこに住む。万屋安兵衛、
大和屋李助、その他、一時は下海道辺の問屋から今渡の問屋仲間を相手にこの界隈の入り....
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
帰ることになったから、立ちがけにちょっと話したいこともあるので、上野駅前の旅館｜
大和屋まできっと来てくれるようにというのだった。その時分になると、庸三の心持にも....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
ますと私はドウモ気の小さい方と見えまして……ヘイ。 私の女郎買とバクチの先達で
大和屋惣兵衛、又の名を大惣という男が居りました。最前チョットお話ししました棺の中....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
着くべき間柄だから、誘わるるままに米友も、今日は一泊という気になったのでしょう。
大和屋というのへ着いた時は、もう夕暮を過ぎて、夜の領分に入っていました。
この....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
、揶揄したり褒めたりすることであった。 「大変なお方がお立ち寄りになった。これは
大和屋文魚様で！ 蔵前の札差し、十八大通のお一人！ 河東節の名人、文魚本多の創始....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
……阿古十郎さん、ちょっと変ったことがありました、こういう話なンです。……こんど
大和屋《やまとや》が名題に昇進した披露をかねて立花屋の『鯵売』のむこうを張って、....
「勘平の死」より 著者:岡本綺堂
き お冬 （栄三郎） 番頭 伝兵衛 同じく 弥助 同じく 和吉 （男女蔵）
大和屋十右衛門 （彦三郎） 三河町の半七 （菊五郎） その妹 おくめ （竹三郎....
「上野」より 著者:永井荷風
遑アラズ。中略且又茶屋ハ梅本、家満喜、岩村等ト曰フモノ大ニ優ル。自余《コノホカ》
大和屋、若松、桝三河ト曰フモノ僉《ミナ》創立ノ旧家ナリト雖亦｜杳《ハルカ》ニ之ニ....
「特殊部落の人口増殖」より 著者:喜田貞吉
るのはこれであろう。ついで享保十一年二月に至り、さらに六条村手下大西屋庄左衛門・
大和屋喜三郎・住吉屋安兵衛より、旧｜銭座跡開発のことを思い立ち、天部・川崎・蓮台....
「なりひら小僧」より 著者:山中貞雄
前田邦彦 岩瀬平馬 嵐寿三郎 妹浜路 小島一代
大和屋吉兵衛 岡本正男 （但馬屋源兵衛） 金貸し利兵衛 今成平九郎....