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「大和川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大和川の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
人民を艱《なや》ましたのを、堺と住吉の間に開鑿《かいさく》しまして、それがために大和川の水害というものがなくなって、何十ヵ村という村が大阪の城の後ろにできました....
世相」より 著者:織田作之助
ア。電車賃のある内にどうしてやって来なかったんだ」 「へえ。済んまへん」 「途中大和川の鉄橋があっただろう」 「おました。しかし、踏み外して落ちたら落ちた時のこ....
大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
東成郡に属し、東に大和、西に摂津、南に和泉、北に山城を控えて、畿甸の中央にあり、大和川の長流東より来り、淀の大江|亦北より来って相合して、天満川の会流となりて、....
真田幸村」より 著者:菊池寛
の家臣、吉田|修理亮光重は能く河内の地に通じたるを以て、先陣として二千余騎を率い大和川へ差かかった。 その後から、越前勢の大軍が粛々と進んだ。 が、まだ暗か....
四条畷の戦」より 著者:菊池寛
畠軍に大いに進軍を防遏されて居るのである。 正行直属の兵は凡そ一千人位で、当時大和川附近の沼沢地に陣して居た師直の本営を掩撃す可く突撃隊を組織した。 五日早....
死者の書」より 著者:折口信夫
広がって見えるのは、凡河内の邑のあたりであろう。其へ、山間を出たばかりの堅塩川―大和川―が落ちあって居るのだ。そこから、乾の方へ、光りを照り返す平面が、幾つも列....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
山であるが、「白雲の竜田の山の、滝の上の小鞍の峯」(巻九・一七四七)は、竜田川(大和川)の亀の瀬岩附近、竜田山の一部である。それから、この(一六六四)が雄略天皇....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
なる大和にあっては、青山四周の中に広い平野を擁し、その西方なる大阪平野との間に、大和川の吐け口において山門の状をなし、ここに通路を有するの形から呼ばれたものであ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ぐ下の流れは、石川です。彼方の屋根は古市や道明寺。その辺から無数の水をあわせて、大和川になりまする」 「思い出した。“古今六帖”のうちに」 と、俊基は微吟する....
私本太平記」より 著者:吉川英治
た。 たとえば、それによると。 河内金剛山の海抜四千尺から、前面の石川平野、大和川、住吉、堺までを作戦地域とし、搦手は紀伊、葛城山脈などの山波を擁し、いたる....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
が、それから出来上がったのである。佐保川・初瀬川・寺川・飛鳥川などの諸流が合うて大和川が出来、それに富緒川・葛城川・龍田川・葛下川・石川などが合って、今の新大和....