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「大和本草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大和本草の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
きものの由『法華経疏』に見ゆ、字も野※と書くべきを省きて野干と書けるなり云々、『大和本草』国俗狐を射干とす、『本草』狐の別名この称なし、しかれば二物異なるなり」....
十二支考」より 著者:南方熊楠
波打ち懸る岩下に小蜈蚣あるを見た、今日は既に命名された事と想う、さて貝原先生の『大和本草』に「ムカデクジラ長大にして海鰌のごとし、背に鬣《たてがみ》五あり尾二に....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、アンチパロス島には蜥蜴のみありて全く蛇なし(ベントの『シクラデス』九〇頁)。『大和本草』に四国に狐なしというが『続沙石集』に四国で狐に取り付かれた話を載す。い....
十二支考」より 著者:南方熊楠
野生となり、大群をなして未墾の曠野を横行し居ると。 日本の馬の事、貝原篤信の『大和本草』巻十六にいわく、『旧事記』に保食神《うけもちのかみ》の目に、馬牛の化《....
十二支考」より 著者:南方熊楠
なくとも心猿(ここでは意猿)だけは夙《はや》くインドにあった喩《たと》えだ。 『大和本草』に津軽に果然《かぜん》の自生ありと出づるがどうもあり得べからざる事で、....
十二支考」より 著者:南方熊楠
。古くは野牛と書き居る。綿羊のみをヒツジと心得て、山羊を牛の類と心得たものか。『大和本草《やまとほんぞう》』十六にこれ羊の別種で牛と形と相類せずと弁じ居る。やや....
十二支考」より 著者:南方熊楠
し。およそ一物の内、その形体処々功能多き事鼠に逾《こ》えたる物なしと賞賛した(『大和本草』一六)。 およそ鼠ほど嫌い悪《にく》まるる物は少ないが、段々説いた所....
」より 著者:佐藤垢石
ものにこだわりのない大きな風を持っていた。 日本では鮎と書いてあゆ魚とも書く。大和本草には、昔から日本には箱根山から東北には鯰がいないといってある。これは、箱....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
○イシワタ○イシノワタ(予州)○ウマノクソダケ○ウマノホコリダケ○ホコリダチ(『大和本草』)○ホコリダケ○ケムダシ○ケムリタケ○ミヽツブレ○ミヽツブシ(讃州)○....
カキツバタ一家言」より 著者:牧野富太郎
長い年の間続いたが、今から二百三十四年前の寛永六年にいたって、貝原益軒はその著『大和本草』でカキツバタが杜若であるという昔からの古説を否定し、あわせてその杜若は....