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大和言葉
「大和言葉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大和言葉の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俊寛」より 著者:菊池寛
解して、すこしずつ家庭生活を愉快にしていった。 結婚してからすぐ、俊寛は、妻に
大和言葉を教えはじめた。三月経ち四月経つうちには、日常の会話には、ことを欠かなか....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
得なかった。ただ半蔵としては、たといこの過渡時代がどれほど長く続くとも、これまで
大和言葉のために戦って来た国学諸先輩の骨折りがこのまま水泡に帰するとは彼には考え....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
いため、音律的には極めて平板単調の言語にできている。特に純粋の日本語たる、固有の
大和言葉がそうである。試みに我々の言語から、すべての外来音たる漢語一切を除いてみ....
「外来語所感」より 著者:九鬼周造
のか私は了解に苦しむのである。 欧米語に対する社会一般の軽薄な好奇心を統制して
大和言葉ないしは東洋語の尊重を自覚させるにはどうしたらいいか。その基礎がひろく日....
「徒然草の鑑賞」より 著者:寺田寅彦
のは、現代の科学者が統計学の理論を持出してしかめつらしく論じることを、すらすらと
大和言葉で云っているのである。この道理を口を酸くして説いても、どうしても耳に入ら....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
キになやめる
その歌の面白みに自分と自分の心を慰めて悦んで居りました。これで
大和言葉の国風の有難い事、かかる困難の時に人を慰めるものであるということを実験し....