大嘗[語句情報] » 大嘗

「大嘗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大嘗の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神話と地球物理学」より 著者:寺田寅彦
むしろ特に火山性地震を思わせる。「勝ちさびに天照大御神の営田の畔離ち溝埋め、また大嘗きこしめす殿に屎まり散らしき」というのも噴火による降砂降灰の災害を暗示するよ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
裳に十二章を備えた時、第五章としてこの猴と虎を繍《ぬいとり》したのを、わが邦にも大嘗会《だいじょうえ》等|大祀《たいし》の礼服に用いられた由『和漢三才図会』等に....
かげろうの日記」より 著者:堀辰雄
と見える。それはあの方が何時になくいろいろとあの子の御面倒を見て下さって、今度の大嘗会《だいじょうえ》には何か禄《ろく》を給わらせよう、それから元服もさせような....
水の女」より 著者:折口信夫
の弟という語ができた。これがまた、神を育む姥(をば・うば)神の信仰の元にもなる。大嘗の中臣天神寿詞は、飲食の料としてばかり、天つ水の由来を説いているが、日のみ子....
最後の一句」より 著者:森鴎外
日、十一月二十五日に町年寄に達せられた。次いで元文四年三月二日に、「京都において大嘗会御執行相成り候てより日限も相立たざる儀につき、太郎兵衛事、死罪御赦免仰せい....
国栖の名義」より 著者:喜田貞吉
た。これより後しばしば来朝して、栗菌や年魚の類を土毛として献上するとある。践祚|大嘗会等の大儀に、彼らが列して、所謂国栖の奏をとなえ、土風の歌舞を演ずる事は儀式....
古事記」より 著者:武田祐吉
英雄佳人の事蹟を語るものもある。次に諸國に語部《かたりべ》と稱するものがあつて、大嘗祭の時などに宮廷に出て來て、古詞を唱え、その採録されたものもある。その外、祭....
古事記」より 著者:太安万侶
はイヒトヨの郎女のお三|方《かた》です。 はじめ難波の宮においでになつた時に、大嘗の祭を遊ばされて、御酒《みき》にお浮かれになつて、お寢《やす》みなさいました....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
、土地を拓いて特に穀の木を栽培していた例である。『千載集』の神祇部に、久寿二年の大嘗会の風俗歌に、悠紀方として詠進した歌は、近江の木綿園を地名として詠じている。....
俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
こで私は無造作にこれを十七字にするお手本をお見せしましょう。 元日やこの秋にある大嘗会 これは大正三年の元日の心持で、三年の秋には大正天皇の御即位式がある、そ....