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「大国主神〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大国主神の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
お子さまお孫さまがどんどんおできになりました。その八代目のお孫さまのお子さまに、大国主神、またの名を大穴牟遅神とおっしゃるりっぱな神さまがお生まれになりました。....
神話と地球物理学」より 著者:寺田寅彦
話も、やはり火山から噴出された灼熱した大石塊が急斜面を転落する光景を連想させる。大国主神が海岸に立って憂慮しておられたときに「海を光して依り来る神あり」とあるの....
十二支考」より 著者:南方熊楠
見は、『東京人類学会雑誌』二七八号三一一頁に掲げ置いた。かくて稽《かんが》うると大国主神《おおくにぬしのかみ》は蛇を族霊《トテム》として、他部族の女に通いしが、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ろでは、古事記にある因幡《いなば》の白兎の例を見給え」 と言って主張するものは、大国主神《おおくにぬしのかみ》が鰐《わに》に皮を剥がれた兎を助けた話から、 「そ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
倉といい、飢民皆出て鼠穴に食を求め済活甚だ多し(『類函』四三二)。『古事記』に、大国主神、須勢理毘売《すせりひめ》と婚するに臨み、今も蛮民間に行わるるごとく、姫....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
か、神さまのお力で眼を覚まして戴いたのだそうでございます。その神さまというのは、大国主神様のお指図を受けて、新らしい帰幽者の世話をして下さる方なのでございます。....
くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
あった。それには、古事記に少彦名命の事を知っておるものが久延毘古であり、その事を大国主神に申し上げたものが多邇具久であったという、その谷蟆とは傀儡子の事ではなか....
憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
の天孫民族は現界を掌り、国津神系統の先住民族は、幽界の事を掌ると信ぜられていた。大国主神が国土を天孫に譲り奉ったというのは、実は現界の統治権のみであって、神事幽....
手長と足長」より 著者:喜田貞吉
。しからば古えの膳夫には、往々にして手長・足長族の人が多かったと言わねばならぬ。大国主神国譲りの際に、水戸神の孫を膳夫としたというのも、水に住む漁夫がこの役を勤....
神代史の研究法」より 著者:津田左右吉
、そういう考から天孫人種とか天孫民族とかいう名称さえ作られている。あるいは出雲の大国主神がその国を天孫に献上せられたという話があるところから、天孫民族に対して出....