大声疾呼[語句情報] »
大声疾呼
「大声疾呼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大声疾呼の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
ぽけな田舎にはいないと言うただけじゃないか。なるほど貴様は社会主義労働運動の急を
大声疾呼《たいせいしっこ》したさ。けれども、貴様の
大声疾呼の後ろはからっぽだった....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
呼んで、生きながら悪の権化と化し、世を呪い人を罵り蒼白な顔に爛々たる眼を輝かし、
大声疾呼して見る人をして慄然たらしめたと云う、世にも稀な世にも恐ろしい彼の半生の....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
位にしか感じない程度の新発見に過ぎないのだ。
吾輩が「心理遺伝」の恐しい事を、
大声疾呼して主唱する所以の第一は、それが斯様にして精神病者に現われるばかりでない....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
を謡っている。観世流は上懸で声の出所が違うのだから節も違わなければならぬ」 と
大声疾呼して大いに上懸式の謡い方を鼓吹した一事を以てしても十分に察せられるであろ....
「役人の頭」より 著者:末弘厳太郎
って、役人が「伝家のさび刀」をかつぎだして、われこそは「思想の善導者」である、と
大声疾呼したところで、誰かまじめにこれを受け取る者があろう。この際役人もまた人間....
「太陽系統の滅亡」より 著者:木村小舟
想家を演壇から撃退して仕舞った。 するとさらにこれに代って立ち現れたる一人は、
大声疾呼「驚くなかれ諸君よ」の冒頭を以て、まず聴衆の鼓膜を破ったのである、彼は狂....