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「大奉書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大奉書の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文章」より 著者:芥川竜之介
の箱なども飾ってある。校長は棺に一礼した後《のち》、左の手に携《たずさ》えていた大奉書《おおぼうしょ》の弔辞《ちょうじ》を繰りひろげた。弔辞は勿論二三日|前《ま....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
一方、道庵は、すべての用意を整えた上に、なお悠々と机に向って何かしている。見れば大奉書の紙をのべて、何か恭《うやうや》しく認《したた》めている。それを認め終ると....
南国太平記」より 著者:直木三十五
、家中の所置方にも、偏頗《へんぱ》の傾あり、国許より、この人々――」 名越は、大奉書に書き並べてある人々の署名を、つつましく、斉彬の方へ、押し出した。斉彬は、....
食道楽」より 著者:村井弦斎
生「それがよかろう。それから、一番上等で一番大きな奉書の紙は一枚いくらだ」番頭「大奉書《おおぼうしょ》は一枚三銭で」書生「水引《みずひ》きの一番大きいのは」番頭....