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「大封〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大封の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
忠直卿行状記」より 著者:菊池寛
すきょう》が慶長十二年閏四月に薨《こう》ぜられた時、わずか十三歳で、六十七万石の大封を継がれて以来、今までこの世の中に、自分の意志よりも、もっと強力な意志が存在....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
、後に至って慶長の三年、越後の上杉景勝の国替のあとへ四十五万石(或は七十万石)の大封《たいほう》を受けて入ったが、上杉に陰で糸を牽《ひ》かれて起った一揆《いっき....
樋口一葉」より 著者:長谷川時雨
ずで、 孤蝶子よりの便りこの月に入りて文三通、長きは巻紙六枚を重ねて二枚切手の大封《おおふう》じなり。 とある。同じ中に、 優なるは上田君ぞかし、これもこ....
銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
することが出来た。家治の死後電光石火に、幕府の改革が行われ、田沼主殿頭は失脚し、大封を削られて一万石の、小大名の身分に落とされてしまった。代わって出たのが松平越....
日本文化の特殊性」より 著者:戸坂潤
年の封建性に押しもどしたものは、徳川幕府による鎖国政策なのである。勿論之は単に最大封建藩の実力しかなかった幕府が、云わば封建制に基く中央集権によって、日本を形だ....