大岡忠相[語句情報] » 大岡忠相

「大岡忠相〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大岡忠相の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
た。 さて其夜のことである。 若松屋へ城中から使者が行った。 江戸の町奉行大岡忠相に、宗春話し度いことがある。夜分ではあるが登城するよう。――これが使者の....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
、八代将軍吉宗様を中に、天下ごめんの垢すり旗本愚楽さんと、今をときめく南のお奉行大岡忠相の三人のみ。 黒地《くろじ》金蒔絵《きんまきえ》のお燭台の灯が、三つの....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
ついても、今をもって古《いにしえ》を推すの危険な事が知れる。 余談はさておき、大岡忠相が髯を抜いたのも、板倉重宗が茶を碾《ひ》いたのも、その趣旨は全く同一で、....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ない通行人がふしぎな顔で見て通る。 そのうちに。 うららかな陽を全身に浴びた大岡忠相。きょうは文字どおりの忍びだから、手付きの用人｜伊吹大作《いぶきだいさく....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
なって、このとき、みずから泰軒を訊問したのが、当時、この伊勢山田のお奉行様だった大岡忠相でした。まだ越前守と任官しない前のことですな。 そのとき、大岡様は泰軒....
「魔像」より 著者:林不忘
山寺屋を見据えて、次ぎの言葉を出すまで、暫らくの間を置いた。 外桜田、南町奉行大岡忠相のお役宅である。 山の手の夜は海底《うなぞこ》のようだ。その暫らくの間....
「巷説享保図絵」より 著者:林不忘
魚亭主人へ向けていた。 二 四十七歳の越前守《えちぜんのかみ》大岡忠相《おおおかただすけ》は、あらたに目安箱を置き、新田《しんでん》取り立ての....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
せず、吉宗の眸にたいし、かれも眸を以て、圧して行った。 「おことわり申しておく、大岡忠相は、今日、将軍家の一御家来としてこれへ参ったのではありません。江戸南町奉....