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大岡政談
「大岡政談〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大岡政談の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
一 なにかのことから
大岡政談の話が出たときに、半七老人は云った。 「江戸時代には定まった刑法がなかっ....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
いざ書くという段になって考えたのは、今までに江戸時代の探偵物語というものが無い。
大岡政談や板倉政談はむしろ裁判を主としたものであるから、新たに探偵を主としたもの....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て、まぶしそうに辻ビラを打ちながめて、 「ははあ」 とうなずきました。 上に「
大岡政談」と筆太《ふでぶと》に書いて、下に何かゴテゴテと書きつらねてあります。 ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
そうとは知らぬ道庵先生と米友、今頃はもう名古屋の市中に入って、また出来損いの「
大岡政談」でも見ていることだろう。 デモ倉や、プロ亀が、あっぱれな小刀細工をし....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
の伝記は判然していないらしく、かの「塩原多助一代記」は殆んど円朝の創作で、大体は
大岡政談の「越後善吉」を粉本にしたものであると云う。私も大方そうであろうと察して....
「嘘の効用」より 著者:末弘厳太郎
か。私は、不幸にしてこの点に関する学問的に精確な歴史的事実を知りません。いわゆる
大岡政談の中に書かれている事実のすべてが、真に大岡越前守の業績であるかどうかにつ....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
目次 小序 守田勘弥 新富座の
大岡政談――元園町の草原――長唄と常磐津の挟み撃ち――外国人の引幕――風月堂の西....
「半七捕物帳の思い出」より 著者:岡本綺堂
いざ書くという段になって考えたのは、今までに江戸時代の探偵物語というものがない。
大岡政談や板倉政談はむしろ裁判を主としたものであるから、新に探偵を主としたものを....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
。 ○一月、守田座は新富座と改称す。巨額の負債の嵩みしためなり。但し一月狂言の「
大岡政談」に、彦三郎の越前守、菊五郎の天一坊、左団次の伊賀之亮、いずれも好評。 ....