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「大岡昇平〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大岡昇平の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
りに堕している事実や一方で彼がファシズムに反対し平和を守る側に立っていることでは大岡昇平の文学や「顔の中の赤い月」(野間宏)、「にせきちがい」(浜田矯太郎)とど....
現代文学の広場」より 著者:宮本百合子
ちに、おのずから見えて来るものはある筈だと語っている。しかし、六月号の批評では、大岡昇平がスタンダール研究者であるという文学的知識に煩わされて、その作者が誰の追....
「下じき」の問題」より 著者:宮本百合子
虚さに作用していると考えられる。 このことは、「俘虜記」から「武蔵野夫人」への大岡昇平についても考えられることではないだろうか。スタンダリアンであるこの作家の....
ことの真実」より 著者:宮本百合子
責任、病兵を餓死にゆだねて追放するおそろしい人命放棄についても記録されはじめた。大岡昇平氏の「俘虜記」そのほかの作品に見られる。ソヴェト同盟に捕虜生活をした人々....
ジャングル頭」より 著者:豊島与志雄
夢の影を追ってるような気分である。勿論、戦争のことを語って悪いということはない。大岡昇平が「俘虜記」其他を書いた気持ちは、是認される。火野葦平がインパール作戦記....
スポーツ・文学・政治」より 著者:坂口安吾
メクような才能はあるが、どれひとつ完成されたのがない。佐藤春夫氏も同意見だった。大岡昇平の『俘虜記』は好みからいうときらいだ。小林秀雄は正確だといっているが、あ....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
るのだ。とくにゴルフというものを習んでから雑言を吐く傾向がつよくなった。ご存じの大岡昇平とか今日出海などというお人がこの悪たれと諧謔の大家なので、そんな中でちょ....
すき焼きと鴨料理――洋食雑感――」より 著者:北大路魯山人
。 私が「ツール・ダルジャン」を訪ねたのは、画家の荻須高徳氏夫妻、それに小説家大岡昇平氏といっしょの時であった。見渡したところ、フランス人よりも外国人の方が多....
紅梅の客」より 著者:吉川英治
ってよい。それの腹痛タのせいか、次の日の川奈ゴルフの三社の会では大いにふるわず、大岡昇平やら石坂洋次郎にピースを取られて、その日の夕食にも顔を見せず、聞けば、早....
紋付を着るの記」より 著者:吉川英治
よ、紋付がいい』。じつは妻も私もそれとは極めていたのである。またつい数日前にも、大岡昇平氏の枕元(虎ノ門病院入院中の)で妻が三島由紀夫氏に会ったら三島氏も『紋付....