»
大岩
「大岩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大岩の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「犬と笛」より 著者:芥川竜之介
つけて、じっと聞き澄ましていましたが、とうとうしまいには夢中になって、一寸二寸と
大岩を、少しずつ側《わき》へ開きはじめました。
それが人一人通れるくらい、大き....
「素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
、淙々《そうそう》とたぎる春の水に千年《ちとせ》の苔《こけ》を洗わせていた。この
大岩を擡《もた》げる事は、高天原《たかまがはら》第一の強力《ごうりき》と云われた....
「山と雪の日記」より 著者:板倉勝宣
うに見える上高地の平原まで続く。すぐ右手に頭を圧して、半天をさえぎって、花崗岩の
大岩塊が、白い屏風を押し立てたように立っている。下の平原を隔てて、向う側には、穂....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
なり。湾形はシドニーを小規模にしたるものにして、わが長崎港に類似す。背後の高山は
大岩石、中空にかかり、一見わが豊後玖珠郡内の岩扇山に似たり。人家は二階造りにして....
「迷信解」より 著者:井上円了
んために駒ヶ岳に登りたることあり。ようやく絶頂に近づくに及び、一人の大男が山上の
大岩石の上に立ち、大風呂敷をもって扇ぎおるを認め、猟師らはこれを見てただちに天狗....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
べている。これより左折|暫時小柴と悪戦して、山側を東北に回り十丁ばかりで、斑岩の
大岩小岩が筮木を乱したように崩れかかっている急渓谷、これが又四郎谷「信濃、又四郎....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
間の足あとはなかった。 「へんだなあ」見上げると、人間の背丈の四五倍もあるような
大岩石だった。人造人間はこの巌のなかに入ったらしく思えるが、こんなかたい岩のなか....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
地球上で十キロのものしか持ち上げられない者も、この月世界に来れば、実に六十キロの
大岩石を悠々と持ち上げてしまうことになるのだ。地球上の六倍の力もちになってしまう....
「丹那山の怪」より 著者:江見水蔭
方へ谷間を縫うて行くと、沼津領の境近き小山の中腹に高さ一丈五六尺、幅六尺ばかりの
大岩が聳っていた。それが鸚鵡石であった。谷間二百歩ばかり隔ちて、こちらから声を掛....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
明前の大通りで足駄の鼻緒をふみ切った。舌打ちをしながら見まわすと、五、六軒さきに
大岩という駕籠屋の行燈がぼんやりと点っていた。ふだんから顔馴染であるので、かれは....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
燭を照しつつ四辺を見廻すと、四方の壁は峭立の岩石であるが、所々に瘤のような突出の
大岩があって、其岩の奥には更に暗い穴があるらしい。 「※なるものが何匹居るのか知....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
うと、頬にあたる熱気の感じがちがう。オヤッ、と、キューネがふと横をむくと、舟は、
大岩礁に桁先をはさんで停っている。 島だ――と彼は歓喜の声をあげた。独木舟はつ....
「恩讐の彼方に」より 著者:菊池寛
没交渉であるがごとく、里人の存在もまた市九郎に没交渉であった。彼にはただ、眼前の
大岩壁のみが存在するばかりであった。 しかし、市九郎は、洞窟の中に端座してから....
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
そしである。賤ヶ岳には桑山|修理亮(兵一千)、東野山には堀久太郎秀政(兵五千)、
大岩山には中川瀬兵衛清秀(兵一千)、神明山には大鐘藤八(兵五百)、堂木山には山路....
「天草四郎の妖術」より 著者:国枝史郎
見せるのでした。 四郎は無心に海を見乍ら港を当て無く歩いていましたが不図砂地の
大岩の周囲に多数の男女が集まって騒いでいるのに眼を付けますと、愚しい者の常として....