大島節[語句情報] »
大島節
「大島節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大島節の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「春」より 著者:豊島与志雄
都々逸なんか。それよりか、初めよう、例のを。」 仲間の一人が休暇中大島へ行って
大島節を輸入してきたのである。 誰か一人が音頭をとる。 わたしゃ大島 御神火....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
れは知り合いというわけではないが、バスにのると向うに見える大島は……と説明して、
大島節をうたってきかせるから、自然顔を覚えたのである。 宇佐美で身動きできなく....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
く、さすがに甲斐性がありそうなアンコだったね。彼女はノドをつぶしていました。毎晩
大島節を唄うせいさ。甲斐性があるのだね。島にはタメトモが多いそうだ。タメトモの暮....
「健康三題」より 著者:岡本かの子
浜に引揚げられた漁船には何れもへんぽんとして旗が飜っていた。砂丘の漁夫の車座から
大島節も聞えた。私たちは別荘へ帰ってその夜の晩飯には、娘の摘んだ浜防風と生のしら....
「ニッポン音楽」より 著者:兼常清佐
諸君は今流行のオーシマに行ったでしょう。ミハラ山の途中の茶屋では島のアンコが『
大島節』を唄っています。その『
大島節』にはまだ相当長い命はあるでしょう。しかし諸....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
とは随分あります。大概の唄は二十六字調ですから、融通が利き過ぎるくらいです。で、
大島節の歌詞が安来節でも歌えるし、都々逸の文句が相撲甚句にもなるという風です。そ....