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大州
「大州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大州の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球図」より 著者:太宰治
して、上下四|旁《ほう》、皆、人ありて居れり。凡《およそ》、その地をわかちて、五
大州となす。云々。 それから十日ほど経って十二月の四日に、白石はまたシロオテを....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
、食糧の大部分をうしない、「|冥路の国」探検を断念せねばならぬ、切なさ。ただ、米
大州に現われたはじめての日本領を、政府が追認するのを切に祈りながら……。氷罅のなかでブランブランに揺れていたのだ。....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
も甚だしく、実は竜に関する信念は、インドや支那とその近傍諸国に限らず、広く他邦他
大州にも存したもので、たとえば、ニューギニアのタミ人元服を行う時、その青年必ず一....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
な記事が、ロンドン中の新聞を賑わしたのが、十日ほどまえのこと。英帝皇后ご同列の米
大州ご訪問や、アラビアオーマン国の王子ご新婚などに併せ……ともあれ、スペースを食....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
「おれは十五歳にして、信濃一国に鳴り、二十歳にして日本全国に鳴り、三十歳にして五
大州に鳴る。君は二十一歳というのに、おれはまだ高杉晋作なるものの名を聞いたことが....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
でわかったよ、今までにこんなによくわかったことは一度もなかった! これは世界の四
大州を発見したようなものだ、いや、四
大州じゃない、五
大州だよ! ほんとになんとい....
「紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
この島に根城を求めたが、今までは一とおり、金髪にも亜麻色にも……。ええしたが、五
大州六百八十二島の中で、ものもあろうに緑の髪の毛とは……」 しかし、そうしてい....
「西航日録」より 著者:井上円了
われること幾千年であろうか。人がひとたびこの光景をみるとき、そのたけだけしさに五
大州(世界)をのまんとするの思いをいだくことだろう。) またこの日の壮遊を詠じ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
だかつて休むことはなかった。堂々たる意気はだれがおさえられようか、大声を発して五
大州をのみこもうとする。) 五大洲中皆我居、終生北馬又南車、老来漸脱。 (五
大州....