大師河原[語句情報] »
大師河原
「大師河原〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大師河原の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
五郎は隣り町の藤次郎と露月町《ろうげつちょう》の平七と三人連れで、きょうは川崎の
大師河原へ日がえりで参詣にゆく約束をして、たがいに誘い歩いているのは面倒であるか....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
た。尤も江戸時代と違って、今日では汽車の便利がありますからね。昔は江戸から川崎の
大師河原まで五里半とかいうので、日帰りにすれば十里以上、女は勿論、足の弱い人たち....
「鷲」より 著者:岡本綺堂
かった。文政十一年の秋ももう暮れかかる九月二十一日朝の四つ半頃(午前十一時)で、
大師河原の芦の穂綿は青々と晴れた空の下に白く乱れてなびいていた。 この主従は七....
「悪因縁の怨」より 著者:江見水蔭
境内の玉川尻に向った方に、葭簀張りの茶店があって、肉桂の根や、煎豆や、駄菓子や、
大師河原の梨の実など並べていた。デブデブ肥満った漁師の嬶さんが、袖無し襦袢に腰巻....