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「大師講〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大師講の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「紋」」より 著者:黒島伝治
んに顔を合すのがおっかなくって、向うから来るのを見かけると、わざと道を外らした。大師講に参ると部屋の隅で小さくなっていた。が、今度こそは、再び猫が帰って来る気遣....
半島一奇抄」より 著者:泉鏡花
世話になって、その帰途がけ、大仁からの電車でしたよ。この月二十日の修善寺の、あの大師講の時ですがね、――お宅の傍の虎渓橋正面の寺の石段の真中へ――夥多い参詣だか....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
りも皆さんにお話したいことは、十一月二十四日の前の晩は、今でも関東地方の村々でお大師講といって、小豆の粥を煮てお祭りをする日だということであります。天台宗のお寺....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
たことがあるからもうここでは詳しく述べない。それよりもさらに広く残っているのは、大師講という珍しい名をもった節日で、東北は三大師と称して月のうちに三度、四のつく....