大悲閣[語句情報] » 大悲閣

「大悲閣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大悲閣の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虞美人草」より 著者:夏目漱石
淵《ふち》を滑《すべ》るように抜け出すと、左右の岩が自《おのずか》ら開いて、舟は大悲閣《だいひかく》の下《もと》に着いた。 二人は松と桜と京人形の群《むら》が....
」より 著者:夏目漱石
たように赤いのが、日を照り返して幾本となく並ぶ風情《ふぜい》を楽しんだ。ある時は大悲閣《だいひかく》へ登って、即非《そくひ》の額の下に仰向《あおむ》きながら、谷....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ころを見れば、天正年間に飛騨の国司、姉小路宰相中将が築いた松倉古城のあとの、松倉大悲閣へ参詣しての帰り道でしょう。その証拠には美々しく装い飾った馬の背に、素敵に....
子規居士と余」より 著者:高浜虚子
った。 二人は楽しく三軒家で盃を挙げた。それから船に御馳走と酒とを積み込ませて大悲閣まで漕ぎ上ぼせた。船に積まれた御馳走の皆無になるまで二人は嵐山の山影を浴び....