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大所高所
「大所高所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大所高所の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
とではない範囲での感情の問題なのですが。 親友として如何に処すべきか。人間及び
大所高所からの判断は一つしかないのだが、最も愛する友達が、妻母として大なる傷をう....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ことよりも、これだけとぎれた間でこれだけ行けばややましだ、という点を自分で見て、
大所高所を目安としての未熟さを身に引そえて感じないようなところに、未熟さが現れて....
「食べもの」より 著者:佐藤垢石
あるなら、お上の行なうことを頭痛にやむのは、愚の骨頂だ。お上は、国家の食糧事情の
大所高所から観てよいあんばいにやっているのであろうから、私如き俄百姓が、疝痛を起....
「俳優への手紙」より 著者:三好十郎
た。 君の誤りは、結局に於て僕の誤りだ。君の怯懦も、結局に於て僕の怯懦である。
大所高所から見れば君と僕とは共犯者である。君を鞭打つのは、僕が僕を鞭打つのだ。鞭....
「良寛様の書」より 著者:北大路魯山人
好き者であったに違いない。 かくまで書道を純真に芸術的に理解することが出来て、
大所高所からそれを見下すことの出来るということは書道を愛好するものの最大理想であ....
「料理一夕話」より 著者:北大路魯山人
絶対出来ませんでしたが、われわれがほかと少し違うところは、その経営法が大雑把で、
大所高所から見た、すなわち、急がば廻れ式のソロバンをはじいていたことなんです。ふ....