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大持て
「大持て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大持ての前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
めに大饗宴を張る」とある。小説ながら『水滸伝』の武行者や黒旋風が虎を殺して村民に
大持てなところは宋元時代の風俗を実写したに相違ない。 盗人にも三分の理ありとか....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
よ。尤も程度は浅いがね……白昼の往来を歩きながら、昨夜自分が女にチヤホヤされて、
大持てに持てていた光景を眼の前に思い浮かめてニヤリニヤリと笑ったり、淋しい通りを....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
て来てから美味いものが喰えるという一挙両得になるワケで……。 それでも五六軒も
大持てに持てて高価い魚がアラカタ片付く頃になりますと、もうヘトヘトになって、息が....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ど、絹は絹に違いない」 「ところがこっちの絹が、当時、本物のシルクより洋人の間に
大持てなんでげしてな、マダム・シルクでホテルの中が、日も夜も明けない始末でげす…....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ら捲き込んだ烟《けむり》でした。 二十九 この辺で、名古屋で
大持てのために有頂天《うちょうてん》になった頭の上へ、したたかに冷水をあびせられ....