大政[語句情報] » 大政

「大政〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大政の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
は、大いに沈思熟考せねばならぬ問題であろうと思う。実に今日は、レオニダスのごとき大政治家|出《い》づるか、日蓮のごとき大宗教家現われ、鉄腕を揮《ふる》い、獅子吼....
新日本の進路」より 著者:石原莞爾
イタリアのフアツシヨ、ドイツのナチ、遲れ馳せながらスペインのフランコ政權、日本の大政翼賛會等はいづれもこれである。依然として自由主義に止つた諸國家も、第二次大戰....
自叙伝」より 著者:大杉栄
評を書くことを頼まれていた。憲政会は三菱党だ。政友会は三井党だ。したがってこの二大政党には、今日の意味での善政、すなわち社会政策を行うことはとうていできない。彼....
鳥羽伏見の戦」より 著者:菊池寛
容堂は、幕府の命運既に尽きたるを察して、幕府をしてその終りを全うせしむる意味で、大政奉還の止むなき所以を説いた建白書を、慶喜に呈した。当時在京中の慶喜悟る所あり....
大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
白書を作り、後藤象二郎、福岡孝悌、この二人の家臣をして将軍慶喜に奉らしめ、平和に大政を奉還せしめ、令政をして一途に出でしめ、世界の大勢に順応せしめ、日本の国威を....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
に言った。 「大丈夫、どこへも行きはせぬよ。はゝゝゝゝ」 と言って笑っていた。大政治家か、宗教家になる素質があった。 「君は色っぽいのだけが欠点だよ。どうも詩....
母と娘」より 著者:岡本かの子
置けばよい、我々女達にはもっと女としての立派な仕事がある、御覧なさい、どんな偉い大政治家でも私が一つ微笑して給仕すれば一遍でシャルムされて仕舞いますわ」と大真面....
世界の裏」より 著者:国枝史郎
ザーやナポレオンが、兵術の祖として、その兵術を学んだ、曠古の名将にして、しかも、大政治家、加うるに、尽忠報国、至誠そのものの如き、真人間のハンニバルが出て、国力....
秀吉・家康二英雄の対南洋外交」より 著者:国枝史郎
然に安泰ならんも、已むを得ずんば即ち戦闘に及ぶまた可なり」と大戦術家であると共に大政治家である家康らしい注意などを与え、更に、兵器などは日本産のもの極めて鋭利な....
夜の構図」より 著者:織田作之助
れて来た。 「――つまり情熱なんですね。左翼の連中が右翼にやすやすと転向したり、大政翼賛会の中に左翼くずれがうじゃうじゃといてしきりに右翼ぶっているのは、左翼と....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
島田沼南は大政治家として葬られた。清廉潔白百年|稀に見る君子人として世を挙げて哀悼された。....
四十年前」より 著者:内田魯庵
なった頃であった。が、日本へ帰ったばかりのテオドラ嬢は日本の民間党の領袖に母国の大政治家ジスレリーを私淑する花形役者があるのを少しも知らなかったろうし、またこの....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
ぬ。また豊臣秀吉が小田原城攻囲の際、天正十八年五月一日附けを以て、その妻すなわち大政所へ遣わした消息には、「小たはらの事はくわんとう(関東)ひのもと(日の本)ま....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
ヒロイズムの結果ではない。じつはその正反対なのである。エリザベスの一生を通じての大政策は、人間に考えられる範囲で最大の非英雄主義であり、彼女の真の歴史は政治術の....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
治維新の際から日清、日露の戦役当時にかけて、盛んに活躍した豪勇の将士たち、沈勇の大政治家たちの殆んど大部分は、あるいは禅により胆を練り、あるいは浄土宗、浄土真宗....