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「大文字山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大文字山の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白くれない」より 著者:夢野久作
迷に昼夜を頒たねば、使ふに由なき黄金は徒らに積り積るのみ。すなはち人知れず稲佐の大文字山に登り行き、只有る山蔭の大岩の下に埋め置きつ。早や数百金にもなりつらむと....
名娼満月」より 著者:夢野久作
たる乞食姿で、哀れにもスゴスゴと、なつかしい京外れの木賃宿に着いたのが、ちょうど大文字山の中空に十四日月のほのめき初むる頃おいであった。明くれば宝暦二年の三月十....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ぐ出てみた。人影らしいものは見あたらない。白河あたりの寺院の屋根、森、眠っている大文字山、如意ヶ岳、一乗寺山、叡山――広い大根畑。 それから月が一つ。 「しま....