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「大智度論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大智度論の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
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十二支考」より 著者:南方熊楠
ら、昔時以来常に我師たりし弥勒に先だつ事九劫まず成道したわやいと仏が説かれた、『大智度論』にはこの時太子の父母子を失って目を泣き潰したとあって、父母を悩ませ虎に....
十二支考」より 著者:南方熊楠
財宝衣服飲食種々の物、この珠ことごとく能く出生し、人をして皆如意を得せしむ〉。『大智度論』には〈如意珠仏舎利より出《い》づ、もし法没尽する時、諸舎利、皆変じて如....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、羊僧は唖羊僧の略とまでは判るが、何故かかる僧を唖羊僧というかが知れぬ。熊楠、『大智度論』巻三を見るに僧を羞僧、無羞僧、唖羊僧、実僧の四種に分つ。破戒せずといえ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
この僧渇する時鉢を空中に擲《なげう》てば自然に蜜もて満ち、衆人共に飲み足ると。『大智度論』二六に摩頭波斯咤比丘《まずはしたびく》は梁棚《りょうほう》あるいは壁上....
独身」より 著者:森鴎外
向けて、こんな話をし出した。 「実は今朝|托鉢に出ますと、竪町の小さい古本屋に、大智度論の立派な本が一山積み畳ねてあるのが、目に留まったのですな。どうもこんな本....
」より 著者:岡本かの子
非有想非無想処――大智度論 時は寛保二年頃。 この作中に出る人々の名は学者上りの若い浪人鈴懸紋弥。....