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「大棟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大棟の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
丹下左膳」より 著者:林不忘
当の諸職の貼り出し、 大工頭《だいくがしら》 甲良宗俊《こうらむねとし》大棟梁《だいとうりょう》 辻内大隅《つじうちおおすみ》 屋根方《やねがた》....
長崎の印象」より 著者:宮本百合子
浦実道氏に、永山氏からの名刺を出した。 崇福寺などと同様、この福済寺も朱塗で、大棟に鯱や宝珠のついた明風建築だが、崇福寺よりは規模も大きいし、見た目に幾分厳正....
大正十二年九月一日よりの東京・横浜間大震火災についての記録」より 著者:宮本百合子
にげなさいと云うのにきかず食堂に居、二人(咲枝と季夫)をかばって、海に背を向け、大棟で背を打たれ、臀部に柱のおれたのか何かだかささったまま季夫チッ息して死す。咲....
丹下左膳」より 著者:林不忘
いなばのかみ》、お大工頭《だいくがしら》近藤郷左衛門《こんどうきょうざえもん》、大棟梁《だいとうりょう》平内《ひらうち》七|郎右衛門《ろうえもん》、寛保三年、同....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
も、現実的な力の関係ではなく、表現された力の関係である)によって成っているかは、大棟の両端にある鴟尾のはね返った形や、屋根の四隅|降り棟の末端にある鬼瓦の巻き反....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
き北アルプスの二大脊梁――東西に平行して南北に縦走する立山山脈と後立山山脈――の大棟を辷り落ちる無量の雫を集めた絶大な雨樋は、黒部川の峡谷となって脚下に展開して....