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大森彦七
「大森彦七〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大森彦七の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縁結び」より 著者:泉鏡花
い。見さっしゃい。烏帽子素袍大紋じゃ。手には小手、脚にはすねあてをしているわ……
大森彦七じゃ。南無妙、」 と豊かに目を瞑って、鼻の下を長くしたが、 「山頬の細....
「白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
どうやら鞍馬の山の御曹子。……それよりも楠氏の姫が、田舎武士をなぶるらしい。――
大森彦七――傍へ寄ると、――便のういかがや――と莞爾して、直ぐふわりと肩にかかり....
「迷信解」より 著者:井上円了
しむべきことなり。また『太平記』に、『楠正成の亡霊が一条の戻り橋にて、女に化して
大森彦七をおどしたり』と見ゆ。正成も存命のときと違い、死ぬればさほどまでに鈍くな....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
駕」を出した。 第二回の興行は三月二十日から開場して、一番目「忠臣蔵」、中幕「
大森彦七」、二番目「幡随院長兵衛」で、団十郎は由良之助と彦七と長兵衛とを勤めた。....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
の脚本「文珠九助」「島の為朝」「三府五港写幻灯」などあり。 ○十月、明治座にて「
大森彦七」を初演。団十郎の彦七、女寅の千早姫、いずれも好評。 ○一月三日、狂言作....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
いのだ。よい方法がほしいものだ。 このあいだ歌舞伎座の七世幸四郎の追善興行で「
大森彦七」を観たが、海老蔵の大森が幕ギレで舞うあの唄は、私も建武らくがき帖で使っ....