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「大森義太郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大森義太郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
を小林秀雄達とするのは一応判るが、心理と論理との間を飛びまわる批評家を青野季吉と大森義太郎とだとするのはよく判らない。第一正にこの点で青野と大森との間には大きな....
読書法」より 著者:戸坂潤
るために、少なからぬ人達が色々の唯物弁証法の読本を発表した。代表的なものとしては大森義太郎氏の『唯物弁証法読本』と、徳永直・渡辺順三・両氏の『弁証法読本』とを挙....
今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
、議会に席を有する加藤勘十、黒田寿男氏等は何日も経ず起訴された。被検挙者中には、大森義太郎、向坂逸郎、猪俣津南雄、山川均、荒畑寒村等の諸氏がある。末次内務大臣は....
こういう月評が欲しい」より 著者:宮本百合子
タリア的批評ではない。溜飲はさがるかもしれないが弁証法的でないし、建設的でない。大森義太郎氏の文学作品批評はきびきびしていても、そういう点でボルシェビキ的忍耐あ....
落ちたままのネジ」より 著者:宮本百合子
得るということについては、慶賀すべきか、或は憤ってしかるべきことなのであろうか。大森義太郎氏の「思想と生活」(文芸)には、「麦死なず」に対する批判的感想として、....
昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
いるために、その方向に対してこのグループが示した一つの明瞭な限界に対して下される大森義太郎などの批判に対しても闘わなければならなかった。 もし行動主義を唱えた....
一九三七年十二月二十七日の警保局図書課のジャーナリストとの懇」より 著者:宮本百合子
へ、事情をききに出かけた。課長は数日前に更迭したばかりとのことで、事務官が会う。大森義太郎の場合を例にとって、何故彼の映画時評までを禁じたかという、今日における....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
か。或る人はそれは、立派に一つの、而も新しく発見された、中間層だというのである(大森義太郎氏の如き)。サラリーマンという眼に余る程大衆的な中間層があるではないか....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
が、その限りでは氏の言論は確かに客観的に反動的な行為行動に出ているわけであって、大森義太郎氏などから可なり乱暴にタタキつけられるだけのものはあるのだと考えねばな....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
内容から云えば、なおまだ著しい特色を有った有力な哲学者がいないではない。 論客大森義太郎氏は某誌で「思想善導の哲学」と題して、反動哲学者の陣営を切りまくってい....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
かに就いての思いつき的な議論ばかりが目に触れるような次第だった。 尤も山川均、大森義太郎、猪俣津南雄、其の他の諸氏による断片的な議論はあっても、一向日本ファシ....