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大江匡房
「大江匡房〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大江匡房の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「連環記」より 著者:幸田露伴
迦才の浄土論中に、安楽往生者二十人を記したのに傚ったものであるが、保胤往生の後、
大江匡房は又保胤の往生伝の先蹤を追うて、続本朝往生伝を撰している。そして其続伝の....
「八幡太郎」より 著者:楠山正雄
の更けるのも忘れていました。ちょうどその時、このお屋敷にその時分学者で名高かった
大江匡房という人が来合わせていて、やはり感心して聞いていましたが、帰りがけに一言....
「くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
の※嚢抄にはこの河原者をエッタ(穢多)とある。やはり傀儡子すなわち漂泊民の徒だ。
大江匡房の傀儡子記によると、男子は狩猟をなすかたわら各種の遊芸に従事していた趣き....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
好きな読書三昧に送っていた。家書には、兵学の書も多かった。――かの有名な兵学者|
大江匡房は家の祖である。大江家|伝襲の六韜、孫子などの兵書やら外来の蔵書が、彼の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
や、ご謙遜で」 「待ってもらおう。おまえさんに謙遜するいわれはない」 「ですが、
大江匡房の家書家統を継いで、六韜の奥義を究められたとか。ご高名は、この地方でも隠....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
女で、これまた一つの「くぐつ」であった。この傀儡子のことを詳しく書いたものには、
大江匡房の「傀儡子記」というのがありまして、これには平安朝当時の傀儡子の有様が、....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
て、里人の間に賤職に従事しつつ、相変らず浮浪性の生活を続けているものも多かろう。
大江匡房の「傀儡子記」、「遊女記」の二篇は、当時の浮浪民の様子を事面白く記述して....
「放免考」より 著者:喜田貞吉
装の如きも簡易卑賤のものであったに相違ない。しかるにそれが既に平安朝も末期に近い
大江匡房の頃になっては、彼らは葵祭に列する際には綾羅錦繍を身に纏いて、為に識者の....