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大災害
「大災害〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大災害の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
ぬ訳にゆかないのであろう。どこまでも奮闘せねばならぬ決心が自然的に強固となって、
大災害を哀嘆してる暇がない為であろう。人間も無事だ、牛も無事だ、よしといったよう....
「大震火災記」より 著者:鈴木三重吉
るかったのですが、人命以外の損害のひどかった点では、まるでくらべもつかないほどの
大災害だったのです。 この大きな被害も、つまり大部分が火災から来たわけで、ただ....
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
た国には海嘯があった。この地震は豊後海峡の海底の破裂に原因があって、四国と九州が
大災害を被っている。 二年の地震は、紀伊、淡路、阿波、讃岐、伊予、土佐、豊前、....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
したものである。 その翌々年八月に大風があって、地震ほどではなかったが、江戸中
大災害を蒙った。この時も私の藩邸はさしたる損害も無かった。 それからコロリ(虎....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
公の社会の下に住んでる隠密《おんみつ》な嫌悪《けんお》すべき反社会の一団に対して
大災害をきたすものである。その種の事件はこの陰惨な世界にあらゆる転覆を導き込むも....
「地異印象記」より 著者:和辻哲郎
ある、ということをある権威ある地震学者が予言したと仮定する。その場合今度のような
大災害は避けられたであろうか。大本教は二、三年前大地震を予言して幾分我々を不安に....
「三国志」より 著者:吉川英治
の民家の浸水くもの二万戸、崩壊したもの千何百戸、溺死怪我人算なし――というような
大災害を生じた。 また、つい近年には。 赤色の彗星が現れたり、風もない真昼、....