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「大王〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大王の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
。 三十年戦争や、この時代の末期に出て来た持久戦争の最大名手であるフリードリヒ大王の七年戦争などは、その代表的なものであります。持久戦争では会戦、つまり斬り合....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
うな聴覚をもち、逓信省の青年技師|利根川保君が設計したテレヴィジョン回転鏡が閻魔大王のような視力を持っていたのだった。 この地下街には、別に、東と西とへ続く、....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
にとどめて置いた。それは今も伝わって民間にある。 異肉 洪州の北ざかいの大王埠に胡という家があった。家はもと貧しかったが、五人の子のうちで末子は姿も心も....
猿飛佐助」より 著者:織田作之助
の世へ行ったその時に、娑婆の不思議はアバタ面、二目と見られぬものだったと、エンマ大王喜ばす、土産話になるだろう。――おや、来るか鈴鹿の山賊共! 土産話が出来たと....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
うちに、老女の娘はだんだん生長して、ここらでは珍しいほどの美人となった。ある日、大王と称する者が大勢の供を連れて来て、老女の家に宿った。 「おまえの家には曾て異....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
談した。ついで神は人民を支配する大立法官となり、ついでイスラエルの万軍を指揮する大王となり、ついで予言者達の肉体を通じて号令をかける大暴君となり、最後に神は、愛....
人形の話」より 著者:折口信夫
は鎌倉であるから、武士から出はじめた語であろうが、それに「お伽」という語がある。大王深山にして嶺の木の子をひろひ、沢の若菜を摘みて行ひ給ひける程に、一人の梵士出....
杜子春」より 著者:芥川竜之介
に金の冠をかぶって、いかめしくあたりを睨んでいます。これは兼ねて噂に聞いた、閻魔大王に違いありません。杜子春はどうなることかと思いながら、恐る恐るそこへ跪いてい....
十年後のラジオ界」より 著者:海野十三
とらせるためである……」 「一寸待ったAさん。君の話は面白いが、何だか落語か法螺大王の話をきいているような気がする。Aさん、怒っちゃいけないよ――君は本当に正気....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
る発音に従って分類す。 アレキサンドロス(人)Alexandros. ギリシャの大王。 アイルランド(地)Ireland.(イギリス) アボット(人)Abbot....
瓜の涙」より 著者:泉鏡花
あとで塩湯を飲みなよ。――うんにゃ飲みなよ。大金のかかった身体だ。」 と大爺は大王のごとく、真正面の框に上胡坐になって、ぎろぎろと膚を※す。 とその中を、す....
雪柳」より 著者:泉鏡花
……地蔵菩薩の白い豆府は布ばかり、渋黒い菎蒻は、ててらにして、浄玻璃に映り、閻魔大王の前に領伏したような気がして、豆府は、ふっくり、菎蒻は、痩せたり。二個の亡者....
西航日録」より 著者:井上円了
居せり。アイルランドはイングランド、スコットランド、ウェールズの三州と連合して一大王国を成せるも、人情、風俗すべて英国と異なり、自然に別国の形勢あり。その市街の....
太陽とかわず」より 著者:小川未明
に自由に歩いている。おまえは、その池をかってに泳ぎまわることができる。私は、空の大王と呼ばれている。してみると、おまえは、池の王さまだ。私は今日から、おまえを池....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
生まれしが、重金思想は傭兵を生み、その結果、持久戦争の時代となれり。フリードリヒ大王は、この時代の用兵術発展の頂点をなす。 大王歿後三年にして起れるフランス....