大番組[語句情報] » 大番組

「大番組〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大番組の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
じいさんばあさん」より 著者:森鴎外
っていたが、主家のその時の当主松平|石見守乗穏が大番頭になったので、自分も同時に大番組に入った。これで伊織、七五郎の兄弟は同じ勤をすることになったのである。 ....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
を待っていねえ。な、いつかもお前に話したように、弦之丞様は本来なら法月一学という大番組頭の御子息だ。恋に身分の分けへだてはねえにせよ、一方には、おめえも知ってい....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
申せば、わしが江戸表にいた当時は、まだ十四、五の美少年で、夕雲流の塾へ通っていた大番組の子息――。どうしてそれが、娘の千絵を存じているのであろう」 「二人は恋の....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
である。 「――恥かしいのを抑えて、こうお願いするのでござんす。あなたはお武家、大番組の御子息様、私の前身は、あられもない女|掏摸。それだけでも、きっと、お嫌な....