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大盗人
「大盗人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大盗人の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「報恩記」より 著者:芥川竜之介
内では無い。阿媽港甚内はこの首なのだ、あの天下に噂の高い、日本《にっぽん》第一の
大盗人《おおぬすびと》は!」(笑う)ああ、わたしは愉快です。このくらい愉快に思っ....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
」という。百姓は仰天《ぎょうてん》し、「飛んでもないこと、渠奴《あいつ》のような
大盗人に、百磅は愚か、一ペニーたりとも渡せるものか」と、始めはなかなか承知すべき....
「泥坊」より 著者:豊島与志雄
途《みち》はないかと考えていますと、むかし石川五右衛門《いしかわごえもん》という
大盗人《おおぬすびと》がいたということを聞いて、自分も五右衛門という名前だから、....
「保久呂天皇」より 著者:坂口安吾
考えている。部落の者でなければ盗むことができないとオレが知っている。この部落から
大盗人をだしたのはお前たちの大責任問題だぞ。今後オレをだまそうとすると承知しない....
「地上」より 著者:島田清次郎
てくれ!」 「何を言う※」 「大盗賊! 俺の親爺を乾鰮のように干乾しにして殺した
大盗人! この俺までを干乾しにしようとするのかい! くそッ、その手にのるもんかい....