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大知
「大知〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大知の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
その子の前生に経を聞かせた僧往きて訳を話しその子生れて七歳道法ことごとく備わった
大知識となったとある。支那には虎に食われたのを知らずに天に上ったと思っていた話が....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
きの人相はどんなやつじゃか、そのほうはよく存じているであろうな」 「へえい、もう
大知りでござんす。またこのかたきの人相くらい覚えやすいやつはございませんよ。どう....
「藁草履」より 著者:島崎藤村
に言われぬ苦痛です。源も万更《まんざら》憐《あわれ》みを知らん男でもない。いや、
大知りで、随分|落魄《おちぶ》れた友人を助けたことも有るし、難渋した旅人に恵んで....
「善の研究」より 著者:西田幾多郎
跳出することはできぬ(第一編を看よ)。神はかかる意味において宇宙の根柢における一
大知的直観と見ることができ、また宇宙を包括する純粋経験の統一者と見ることができる....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
塔(紀元前約三〇〇〇年)を建築したとき、その設計のために、彼らの中でも最も優れた
大知識にのみ知られていた科学的経験の一部を役立ててその跡を止めたという、スコット....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
。暗い秘密の翳を負うた英信は、非常な秀才だということで、その師からゆくゆく天下の
大知識になるだろうと高く評されたそうである。 それから六年すぎて光子は十八にな....
「大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
紫錦は俺達のものさ」 「ほんとに居場所を知っているのか?」 「知っていなくてさ。
大知りだ」 「どこに居るな? 云ってみるがいい」 「じゃ、よこせ、杉の手箱を!」....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
くの人は知らないのではありませんか。 かの鎌倉時代の禅宗の高僧、道元禅師という
大知識が、すでに至高の修業を積まれた上、三年の間支那へ留学されました。その時代の....