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大祓
「大祓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大祓の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
八○ 罪の語義 「ツミ」なる語の意義については、本居宣長|大人《うし》の「
大祓詞後釈」を始めとして、古来種々の解釈が試みられているが、伊勢貞丈の「安斎随筆....
「水の女」より 著者:折口信夫
ろいろな形にくみ合せて解釈してくる。それが、詞章の形を歪ませてしまう。 宮廷の
大祓式は、あまりにも水との縁が離れ過ぎていた。祝詞の効果を拡張し過ぎて、空文を唱....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
あ、来給え。※さんではお祓いをあげるだろう」 「ええ、毎日あげます」 「君はあの
大祓いを読んだかね」 「実はまだ読みません」 と私は廊下に立ったまま、頭を掻い....
「古事記」より 著者:太安万侶
・畦離《あはな》ち・溝埋《みぞう》め・屎戸《くそへ》・不倫の結婚の罪の類を求めて
大祓《おおばらえ》してこれを清め、またタケシウチの宿禰が祭の庭にいて神の仰せを願....
「無月物語」より 著者:久生十蘭
。稚気をおびた嫌がらせにすぎないが、輿入れや息子の袴着祝などにやられると災難で、
大祓《おおはらい》をするくらいでは追いつかないことになる。 泰文は中古の藤原氏....
「宇賀長者物語」より 著者:田中貢太郎
「云はんことか、お伊勢様の罰だ」と、宇賀の老爺は小声で呟いておりましたが、やがて
大祓の詞を唱えだしました。 長者の女はじめ三人の沈んだ処は、福浦と云う処であっ....
「山の人生」より 著者:柳田国男
蝦夷尤も強し。男女|交り居り父子|別ち無し云々」ともあります。いずれの時代にこの
大祓の詞というものはできたか。とにかくにかかる後の世まで口伝えに残っていたのは、....
「建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
れていた天皇の宗教的な地位とはたらきとは、政治の一つのしごととして、国民のために
大祓のような呪術を行われたりいろいろの神の祭祀を行われたりすることであったので、....