大編[語句情報] »
大編
「大編〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大編の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ある。 その翌日には、同様の型式で大阪方面へ侵入した。 新聞は「これこそ夜間
大編隊来襲のウォーミング・アップなり」と報じ、一般の注意を喚起した。 そのうち....
「播州平野」より 著者:宮本百合子
た。そして毎朝五時すぎというと紺碧の燦《かがや》く空から逆落しのうなりを立てて、
大編隊の空襲があった。 前夜も、その前の晩もそうであったように、八月十四日の夜....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
の山は、この間までりっぱな坑道をもった鉱山であったが、とつぜん五百機に近い敵機の
大編隊によって集中爆撃をうけ、そのためにこの鉱山はめちゃめちゃになった。 坑道....
「怪塔王」より 著者:海野十三
です。いま小笠原附近の上空を飛んでいますが、はるかに北東にむかって飛行中の空軍の
大編隊をみつけました」 「なんだって、今ごろ空軍の
大編隊が北東にむかっているとは....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
方へとんでいく。 ゆるせない砲撃 怪潜水艦のあとをおいかけていた海軍機の
大編隊が、とつぜん三つの編隊にわかれた。 「おや、どうしたのだろう」 これを船....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
嚮導艇ヨカゼ号から二キロメートルの後方に司令艇クロガネ号が居り、その後に噴行艇の
大編隊がつづいているのであった。 司令艇クロガネ号! この司令艇には、大宇宙....
「空襲警報」より 著者:海野十三
東経百四十三度ノ海上ニアル茨城県湊町在籍ノ鮪船第一|大徳丸ハ有力ナルS国軍用機ノ
大編隊ヲ発見ス、高度約二千メートル、進路ハ西南西。超重爆撃機九機ヨリナル爆撃編隊....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
ころげてきた。プロペラの同調する音量から察すると、かつてなかったような戦爆連合の
大編隊で、少なく計算しても五百機はいる。昨日まであたしたちが考えていたことは、苺....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
洞窟の中の秘密根拠地へかくれたら、米国のフーラー博士の『黒鷲爆撃機』が、どんなに
大編隊群をつくって攻めて来ても、ビクともしないだろう。 千|瓩《キロ》、二千瓩....
「猿の図」より 著者:三好十郎
らだし、サイレンの音にじゃまされて完全には聞きとれない)――大型機に誘導されたる
大編隊――
大編隊――
大編隊――西南方より帝都上空に侵入しつつあり――西南方より―....
「樹氷」より 著者:三好十郎
立って耳をすましている。それに向って駅の事務室の辺からラジオ。「ガガ……B29の
大編隊、南方洋上より帝都に侵入しつつあり、ガ、ガ、キイキイ」言ってるそばから、ダ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
らったのである。) 一生不。 (一生|娶らず、俗世間の縁を避け、心血を結集して五
大編を書きあげた。骨は倫敦郊北の地に埋葬されて、ありあまる光輝は千年もよみじを照....
「三国志」より 著者:吉川英治
を催し、先鋒を四軍団にわかち、中軍に五部門を備え、後続、遊軍、輜重など、物々しい
大編制で、明日は許都を発せんと号令した。中太夫|孔融は、前の日、彼に諫めた。 「....
「三国志」より 著者:吉川英治
くから宿望の南征と呉への報復にもっぱら軍備の拡充を計っていた。 すでに四十万の
大編制は、 「いつでも」と、いう態勢を整えたので、いよいよ許都を発しようとすると....
「三国志」より 著者:吉川英治
には、ご一族の曹真将軍を、中原大都督となして、陽平関より堂々蜀に伐ち入るの正攻、
大編隊を率いさせ給えば、たとい孔明が、どう智慧をめぐらしてみても、五路五十万とい....