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「大群〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大群の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
んでもない。実写だ。而《しか》も現に今起りつつある実景だ」 「だって変だぜ。魚の大群が空を飛んでいる」 「空ではない、海水の中だ」 「えっ、海水の中をだって、だ....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
そうではない。光学器械の能力が増すに従って次第に常に新しい宇宙空間が新しい恒星の大群を率いて我々の眼前に見参してくる。もっともこれらの恒星の増加は器械の能力で征....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
笑った。 爆撃下の帝都 呻きつつ、喚きつつ、どッどッと流れてゆく真黒の、大群衆だった。 彼等は、大きなベルトの上に乗りでもしたように、同じ速さで、どッ....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
い。朝子、大なる覚悟のほどをのべていた。 二十六日より六日間、南九州をB29の大群が連爆したのが気にかかるが、この方の手紙が来るのは、まだ十日位先となることで....
海底大陸」より 著者:海野十三
ていった。 「いや、ただいま、本船の前方十マイルさきの海面に、おびただしいサケの大群がおよいでいることを発見したというんです。どうも非常な数らしいので、本船がそ....
海底都市」より 著者:海野十三
はさっきからいっていたんだね。それはどこかね」 「あそこですよ。今、鯛《たい》の大群《たいぐん》が下りていった海藻《かいそう》の林のすぐ右ですよ」 「ああ、見え....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
、なにがあると思いますか」 「そうですね、こんぶの林がゆらいでいて、その間を魚の大群がおよいでいます」 「もっと下へさがると、どんなになっていますか。こんどはヒ....
火星探険」より 著者:海野十三
へ向って来るではないか。何百人、いや何千人、いやいやもっと多いのだ。まるで赤蟻の大群が引越しをするような有様で、隊伍をととのえて沙漠を横断し、この宇宙艇へ向けて....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
だが、大総督から、とつぜんの命令が下ったので、その闇の中にアカグマ国の軍隊が蟻の大群のように、真黒に集まってきた。いずれも、真黒な合金の鎧で身体を包み、頭の上に....
火星兵団」より 著者:海野十三
りに怪しい声をあげ、人間突撃隊を踏みにじろうと、押出して来る。まるで人間タンクの大群が、どんどん前へ出て来たようである。 ごうん、ごうん。 突撃隊の持ってい....
火葬国風景」より 著者:海野十三
フワリフワリと騰ってくるのだった。 クルン、クルン、クルン…… シャボン玉の大群はゆらゆらと昇って、どこまでも騰ってゆくように見えたが、そのうちに何か号令で....
縷紅新草」より 著者:泉鏡花
い。ずっと低くもない。どれも、おなじくらいな空を通るんだがね、計り知られないその大群は、層を厚く、密度を濃かにしたのじゃなくって、薄く透通る。その一つ一つの薄い....
」より 著者:井上紅梅
抜きで、暗紅色のふちぬいの中にあることを知った。一時足音がざくざくして、兵隊は一大群衆に囲まれつつたちまち眼の前を過ぎ去った。あすこの三つ二つ、三つ二つは今しも....
成層圏飛行と私のメモ」より 著者:海野十三
りするが、飛行機の無電操縦が既に可能なる今日、多数の爆弾を抱いて無人の成層圏機の大群を無電操縦で敵国めがけて飛ばし、無人であるがゆえに、勇猛果敢(?)なる自爆的....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
フットボールは豪州第一の国技と名づくべきほどに盛んに行われ、その競技のあるごとに大群集をなさざることなしという。小学校の放課時間に児童がフットボールを試み、家庭....