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「大聖寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大聖寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
義血侠血」より 著者:泉鏡花
長きに亙《わた》れり。 あるいは富山《とやま》に赴《い》き、高岡に買われ、はた大聖寺《だいしょうじ》福井に行き、遠くは故郷の新潟に興行し、身を厭《いと》わず八....
単独行」より 著者:加藤文太郎
くらい、第二日、赤石を極め大沢岳へ十一時間露営、第三日、聖岳へ往復し赤石に帰る。大聖寺平小屋へ十三時間、第四日、荒川より東岳へ往復し小河内を経て三伏峠小屋へ十四....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
だけにまア小間物は売れますが、荒物屋じゃア仕様がございません、それに今度金沢から大聖寺山中の温泉の方へ商いに行きたいと思いますのさ、就ては小間物を仕込みたく存じ....
みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
黒い外套を来た湯女が、総湯の前で、殺された、刺された風説は、山中、片山津、粟津、大聖寺まで、電車で人とともに飛んでたちまち響いた。 けたたましい、廊下の話声を....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
の妹がある。これは藤子というので、後柏原天皇の後宮に召され、後奈良天皇および尼宮大聖寺殿の御生母であって、准三后、豊楽門院というのがすなわちそれだ。かくのごとく....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
、浅野、井伊、藤堂、阿波の蜂須賀、山内家、有馬、稲葉、立花家、中川、奥平、柳沢、大聖寺の前田等が最たるもので、お金御用の飛脚も行き、お茶壺、例幣使も通るとあって....
文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
方に伝えたものも少なくない。金沢には大阪の系統を引いた三池流があっても、富山及び大聖寺では江戸の数学を伝えておった。和算は江戸で最も多く学修されたばかりでなく、....
宝永噴火」より 著者:岡本かの子
ないか。 慧鶴の疑いはこういう筋道で来た。 この若い修道僧は出家の翌年沼津の大聖寺へ移ってそこで修業をしていた。ある日、彼は法華経を人から借りて読んだ。この....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
」 「人にカラ茶をのませておいて、のろけをいったり泣いたりしている奴があるかっ」大聖寺の鐘が鳴る。 七宝寺のかねも鳴る。 夜が明けると早々から、午過ぎも時折....
増長天王」より 著者:吉川英治
から来た兆二郎ッ」 「えっ」 「見やがれ、面の色が変りやがった。汝はなんだろう、大聖寺の前田の家来か九谷の陶器作りの伜だろう。うまく化け澄ましていやがるな」 「....
九谷焼」より 著者:中谷宇吉郎
ぬだろうなどと書いていた。 この渓流の下流の所に、山代《やましろ》という温泉と大聖寺《だいしょうじ》という人口一万ばかりの町がある。この二つが古い九谷焼の面影....
簪を挿した蛇」より 著者:中谷宇吉郎
石川県の西のはずれ、福井県との境近くに大聖寺《だいしょうじ》という町がある。其処《そこ》に錦城《きんじょう》という小学....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
か名古屋百七十九人、津百人、金沢五百二十五人、和歌山二百五十六人、郡山八十八人、大聖寺八十三人であります。 各藩ではキリシタンの改宗にいじめたり、すかしたり、....