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「大腸カタル〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大腸カタルの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
来たら、長火鉢の前にぺたぺたとなってニヤリニヤリ笑うだけでろくに声も出さないの。大腸カタルのひどいのをやって、もう殆ど三週間経ちますがまだやっとおもゆの親方をた....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
他喋り、こちらの云うことはもう物語がわかります。家はこの頃病人続出でね、スエ子は大腸カタルがひどくなりかけて目下慶応入院中です。然しずっと経過はよくて、発病後一....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
何でもいいのだけれど、やはり衰弱していると見てまだ床についたきりで、目ぺこです。大腸カタルの劇しいものだったらしいのね、赤痢ではなかったようです、家族の健康診断....
帰京記」より 著者:豊島与志雄
の顔を見た。――一日二日と、家主さんの庭で野宿をしたので、四歳になる末の子が軽い大腸カタルを起したらしい。そこで、妻はかねて懇意な小児科医の宇都野研氏のところへ....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
の今ごろは、大阪朝日会館の愛読者大会へ出席がてら、鵯越え一ノ谷の史蹟歩きの果て、大腸カタルを病んで、お盆近くまで病臥してしまった。今年は過日の歌舞伎座における大....