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大膳寮
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「私本太平記」より 著者:吉川英治
なお追ッかけた。 俊基は、沓も履かず、束帯の裾を尾長鶏の尾のように曳きながら、
大膳寮の横を、中務省の方へと、逃げまろんで行った。――朝堂八省の内門へ駈け入ろう....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
あわせの物代を食に換えて来たり、野葡萄だのあけびのツルなども曳いて、かつて九重の
大膳寮では見もされぬ奇異な物も、柏の葉に載せて供御に差し上げたのではあるまいか。....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
いる、ご鄭重ではあるがかくべつではありません。と私が答えると、彼は「秋山徳蔵君も
大膳寮にはいるんだが、そうかなあ」と小首をかしげた。誰もが、さぞと思うことらしい....