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「大膳寮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大膳寮の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私本太平記」より 著者:吉川英治
なお追ッかけた。 俊基は、沓も履かず、束帯の裾を尾長鶏の尾のように曳きながら、大膳寮の横を、中務省の方へと、逃げまろんで行った。――朝堂八省の内門へ駈け入ろう....
私本太平記」より 著者:吉川英治
あわせの物代を食に換えて来たり、野葡萄だのあけびのツルなども曳いて、かつて九重の大膳寮では見もされぬ奇異な物も、柏の葉に載せて供御に差し上げたのではあるまいか。....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
いる、ご鄭重ではあるがかくべつではありません。と私が答えると、彼は「秋山徳蔵君も大膳寮にはいるんだが、そうかなあ」と小首をかしげた。誰もが、さぞと思うことらしい....