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「大膳職〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大膳職の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
四又の百合」より 著者:宮沢賢治
事《しょくじ》のしたくを申《もう》し伝《つた》えてくれ」 「かしこまりました。大膳職《だいぜんしょく》はさっきからそのご命《めい》を待《ま》ちかねてうろうろう....
謀叛論(草稿)」より 著者:徳冨蘆花
。玉体ばかり大切する者が真の忠臣であろうか。もし玉体大事が第一の忠臣なら、侍医と大膳職と皇宮警手とが大忠臣でなくてはならぬ。今度の事のごときこそ真忠臣が禍を転じ....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
箋註倭名類聚抄ニ云フ、海松、見延喜臨時大甞祭図書寮玄番寮民部省主計寮大蔵省宮内省大膳職内膳司主膳監等式、又見賦役令万葉集、云々、之レニテ判ズレバ古ヘハみるヲ朝廷....
キャラコさん」より 著者:久生十蘭
口を傷《いた》めるだろが。……ほらほら、もう、すぐぞ、もう、すぐぞ」 まるで、大膳職《だいぜんしょく》のように、あれこれと細かく念をいれたすえ、ようやく飼料《....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
までが、「鳥貝のスウプでない!」と拒絶する始末。コン吉とタヌは、王様にしかられた大膳職のように懼れ畏んでスウプの皿を引きさげ、今度は青豌豆《あおえんどう》のそえ....