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大至急
「大至急〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大至急の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
だ。船長の所にバーから持って来《こ》さしたのが、二三本残ってるよ。十の字三つぞ(
大至急という軍隊用語)。……何がおかしいかい」
事務長は葉子のほうを向いたまま....
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
た蝙蝠傘を手許に引きつけたまま腰を下ろしていたからであった。 「早速じゃが、一件
大至急で、出願して頂きたいものがあるのですが、その前に、念を押して置きたいが、あ....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
は、短銃をポケットに収めた。 「では、戦争否定同盟の同志として、新たに命令する。
大至急で、全国放送の用意をして呉れ給え」 局員は、たじたじとなった。 「帝都の....
「蠅男」より 著者:海野十三
すがりついた。 「宝塚ホテル? そう、こっちは玉屋糸子だすがなア。帆村荘六はんに
大至急|接いどくなはれ」 「ええ、帆村はんだっか。いまちょっとお出かけだんね。十....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
艇は、ふるえあがった。そんなぶっそうなものがあっては一大事だ。各艇は総員を集め、
大至急で艇内の捜査をはじめた。 そのけっか、隊長テッド博士のはやい命令がよかっ....
「海底都市」より 著者:海野十三
困る。どうしたらいいだろうか、黄金を持って帰るよりも、この方のことが重大であり、
大至急《だいしきゅう》よい手をうたねばならない!) どうしたらいいだろうか。 ....
「超人間X号」より 著者:海野十三
場に尻餅《しりもち》をついた。 「おお、足柄《あしがら》君。わしは山形警部だが、
大至急そのへんの家から、服を借りて来て、わしに着せてくれ。風邪《かぜ》をひきそう....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
いますか.あのう、じつは折入って至急おねがいいたしたいことがございますの。はあ、
大至急でございます。いえ、会社のことではなく、わたくしごとでございますが、いつや....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
谷少佐は、しばらく考えこんでいたが、 「ふむ、なにごとも勉強になることじゃから、
大至急、それを実物に作らせてみよう。そして、その上でお前は、運転してみるのだ」 ....
「地球要塞」より 著者:海野十三
と、私は、古びた籐椅子から、体を起した。 やっぱり、それはオルガ姫だった。 「
大至急、下へお下りになってください。この方面へ、怪しい艦艇が近づいてまいります」....
「時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
あがれます」 「おお、そうか。そいつは素敵だ。じゃあ、うまそうなところを一|片、
大至急届けてくれ」 博士は、電話をかけながら、ごくりと生唾をのみこんだ。 ....
「火薬船」より 著者:海野十三
やっと、自分のむなさわぎに関係をつけ、すぐさま船長のところへ、おどりこんだ。 「
大至急、抜錨。総員、部署につけ!」 「な、なんだって!」 総員といっても、集ま....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
地上生活が終りを告げる時で、そこで初めて地上の教会、地上の神学の偽瞞に気がつき、
大至急訂正を試みることになるのである。進歩性の霊魂は、決して呉下の旧阿蒙ではない....
「暗号数字」より 著者:海野十三
あれは午後一時四十分ですから、あと四十分のちです。それをどうするんです」 「僕は
大至急東京へ帰らねばなりません」 「そんな身体で、大丈夫ですか」 「いや、大丈夫....
「透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
やるんだと話していました」 「かならず逮捕してみせます」 署長がこたえた。 「
大至急、警官の非常召集をおこなって、この町から透明人間がにげだせないようにするこ....