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大艦
「大艦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大艦の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
、おどせば日支問題も日本側で折れるかも知れぬ、一つ脅迫してやれというのでハワイに
大艦隊を集中しているのであります。つまりアメリカは、かれらの対日政策を遂行するた....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
なり、ついウカウカと、有力な根拠地|布哇を離れる気になった。斯うして太平洋上の二
大艦隊は、相手を求めて刻一刻と、相互の距離を縮めて行った。 「いよいよ、永年憧れ....
「惜別」より 著者:太宰治
、彼は二箇月前、バルチック艦隊出発近きにありの報を聞き、旅順陥落せざるうちにその
大艦隊が日本に押寄せて来たらどうしようと心配のあまり、人皆うたがわしく見えて来て....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
は、急ぎ中へ入ってみたが、たしかに自国の潜水艦だった。しかもアカグマ国へ進発した
大艦隊の中の一隻だった。中を調べてみると、乗組員は、全部死んでいた。一体、どうし....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
くらいで、鉄材を追駆けて走りまわるのじゃ。じゃによって、いかなる戦車群、いかなる
大艦群、いかなる武装軍も、たちまちこの回転弾のために粉砕されてしまうというわけだ....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
士が、いきなりエンジンを全速力のところへもっていったからであった。 近づく
大艦隊 「司令官。戦隊においつきました」 運転士が、よろこびの声をあげていった....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
をやりだした。通商条約を、とつぜんやぶったり、急に石油や器械を売らなくなったり、
大艦隊を日本に一等近いハワイに集めたりして、さかんにおどしにかかった。アメリカは....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
分れ、そしてこの猛烈な戦闘が始まるのだ。そのとき悪くすると、遠く大西洋方面からも
大艦隊が馳せさんじて、太平洋上で全世界の艦隊が砲門をひらき、相手を沈めるかこっち....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
。が、敵の損害は、それ以上だろうといわれています。 しかし、今また敵は新しく、
大艦隊をとゝのえ、こちらに向って攻め入ろうとしています。それで、皇帝陛下は、あな....
「烏の北斗七星」より 著者:宮沢賢治
とって進みました。 それから戦闘艦隊が三十二隻、次々に出発し、その次に大監督の
大艦長が厳《おごそ》かに舞《ま》いあがりました。 そのときはもうまっ先の烏の大....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
もの凄い渦巻が巻いていて、艦をその中へ乗り入れると、さしもの本多鋼鉄で出来ている
大艦『最上』も、 キリキリッ…… と、しわるような音を立てるのだった。恐しい....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
、恐ろしい男が美々しく光り輝きながら立つということになった。 すでに夏だった。
大艦隊の出動準備は、まさに整わんとしている。エセックスは海岸にあって、最後の軍備....
「汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
商第一主義とのみ見るのも不充分であるゆえんは、すでにあきらかだと思う。第一、彼の
大艦隊自身が、寄港地のない不安な太平洋路を採る代りに、マデイラ、セントヘレナ、ケ....
「撥陵遠征隊」より 著者:服部之総
遠征隊が、三艘の蒸汽船の代りにフリゲート一隻、コルヴェット二隻、砲艦二隻からなる
大艦隊を伴い、牧師と山師の代りに全権ロウおよび提督ジョン・ロージャースに率いられ....