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大蔵大臣
「大蔵大臣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大蔵大臣の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
裏書していると云えよう。 上流はこれ位にして中流に移る。 地震|鯰《なまず》と
大蔵大臣 「不景気の最もコタエないのは学生で、その次は腰弁だ」という。そう考えら....
「四又の百合」より 著者:宮沢賢治
「うん。そうだろう。わしは正※知《しょうへんち》に百合《ゆり》の花をささげよう。
大蔵大臣《おおくらだいじん》。お前は林へ行って百合《ゆり》の花を一茎《ひとくき》....
「安重根」より 著者:谷譲次
(金学甫の椅子から)そうだ。日本人と言えば、ハルビンは騒ぎのようだね。ロシアの
大蔵大臣のココフツォフとかいう人が来て、日本の伊藤公爵を待ち合わせるんだそうだ。....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
取って見ると、全予算の三十分の一以下(三分以下)なのである。 われわれは別に、
大蔵大臣の「健全財政」に誠意がないといって非難するのではない。なぜなら財政のこと....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
が、この曲芸をして、こんなに高く跳べますよと、皇帝に御覧にいれることもあります。
大蔵大臣のフリムナップなど、実にあざやかで、高く跳び上ります。私は彼が細い糸の上....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
宿舎の賄をしていた初見嘉四郎氏であったので、この人の発達といい、旧舎生中でも当時
大蔵大臣の勝田主計氏なども出席せられたので、一座の親しみは勿論、私も非常に愉快で....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
声のために司教となり、ある家の執事がその役を止《や》むる頃には大なる富者となって
大蔵大臣になされるなど、世人はそれを呼んで天才と言う。あたかも彼らがムスクトンの....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
(訳者注 前者はルイ十五世の大蔵卿にして不正政略を行ないし人、後者はルイ十六世の
大蔵大臣にして大改革を施さんとせし人)。機械を破砕し、倉庫を略奪し、レールを切断....
「豊竹呂昇」より 著者:長谷川時雨
。崇拝者にいたっては榊原《さかきばら》医学博士をはじめ数えてはいられぬほどある。
大蔵大臣であった山本達雄氏などは大阪にゆくときっと呂昇をよんで、寵妓《ちょうぎ》....
「二・二六事件に就て」より 著者:河合栄治郎
二 先ず吾々は、〈残酷〉なる銃剣の下に仆れたる斎藤内大臣、高橋
大蔵大臣、渡辺教育総監に対して、深厚なる弔意を表示すべき義務を感ずる。浜口|雄幸....
「バットクラス」より 著者:岡本かの子
ならず――大した費用がかかる。 始めはこの古い家柄を衷心から尊敬するスコッチの
大蔵大臣の肝煎りで手堅い公債ばかり買い入れ、その利息で楽々生活費が支弁出来た。し....
「仲々死なぬ彼奴」より 著者:海野十三
いが、その巨大なる財力は常に到るところで物を言った。現に××内閣で帆をあげている
大蔵大臣の如きは、実力に於て首相を凌ぐと取沙汰されているのも、実はといえば、この....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
証拠立てられるのです。
その後前代法王の事などを私の寄寓して居りました前
大蔵大臣から聞いて見ますと、涙のこぼれるような事がある。どうも近臣に不忠の大罪人....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
。とくにサア・ロバアトよ、私はふしぎでならないのですが、あなたにしろ、お父さまの
大蔵大臣閣下にしろ、あなたがたにあれほど近い親類であるベエコンよりも、赤の他人を....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ツ帝国穀物貯蓄倉庫を創設せんとした。しかしながらこれには五百万マルクを必要とし、
大蔵大臣はこれを支出する事を肯んじなかった。
大蔵大臣はデルブリュックに書簡をもっ....