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「大観〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大観の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
片信」より 著者:有島武郎
るものではない。これは氏のロシア文学に対する博識を裏書きするだけのものだ。僕が「大観」の一月号に書いた表現主義の芸術に対する感想の方が暗示の点からいうと、あるい....
東海道五十三次」より 著者:岡本かの子
て遺すべきものは遺し、新しく加うべき利便はこれを加えたなら、将来、見事な日本の一大観光道筋になろうと思います。この仕事はどうも私には荷が勝った仕事ですが、いずれ....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の多いところで、お富士様を祀った真光寺を始めとして、例の駒込吉祥寺、目赤の不動、大観音の光源寺、そのほか大小の寺々が隣りから隣りへと続いていて、表通りの町々も大....
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
、芸術家の表現的努力は畢竟無益ではないか。 一人の水夫があって檣の上から落日の大観を擅まにし得た時、この感激を人に伝え得るよう表現する能力がなかったならば、そ....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
を創造して、この惨状にどこまでも堪え得る者が最後の優者であります。 西洋歴史を大観すれば、古代は国家の対立からロ―マが統一したのであります。それから中世はそれ....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
んで来た酒や肉を彼に馳走して、舟は早々に漕ぎ戻した。(同上) 亡妻 宋の大観年中、都の医官の耿愚がひとりの妾を買った。女は容貌も好く、人間もなかなか利口....
怨霊借用」より 著者:泉鏡花
掛稲に嫁菜の花、大根畑に霜の濡色も暖い。 畑中の坂の中途から、巨刹の峰におわす大観音に詣でる広い道が、松の中を上りになる山懐を高く蜒って、枯草葉の径が細く分れ....
作画について」より 著者:上村松園
下村観山 銀牌 雪中放鶴 菱田春草 木蘭 横山大観 花ざかり 上村松園 秋風 水野年方 ....
好きな髷のことなど」より 著者:上村松園
な風なものあんな柄のものと頻りに註文していられました。この間内から大倉男爵や横山大観さんなどの歓送迎会などの席上で、京都でも一粒選りの美人を随分見る機会がありま....
山の湯の旅」より 著者:上村松園
来る関係上、この男も自然とそれを覚えたのでしょう。「あの向うに見える家は、東京の大観先生の別荘です」などと教えてくれました。 この男は土地の百姓には違いないの....
楠公夫人」より 著者:上村松園
ところによれば、 「湊川神社に社宝ともなるべき新しい絵がないので、そのことを横山大観先生に話したところ、大観先生は、それでは自分は楠公の絵をかいて奉納しよう、と....
穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
るで手のつけようはない、打っても突ついても、音もなければ手応えもない、折角自然の大観に接しようとしたがこの始末、そこで櫓に登り中食をしながら附近を見る、櫓柱は朽....
西航日録」より 著者:井上円了
rth Bridge)という。これ、パリのエッフェル高塔とともに、近世建築学上の大観と称す。 一、パリ・エッフェル塔(Eiffel Tower) その高さ、地上....
アンケート」より 著者:大倉燁子
で怪奇味があり興味があったので、急にもう一度支那小説を読んでみたくなり、支那文学大観の聊斎志異などをくりかえしてみて大変に面白く思いました。 (『シュピオ』第三巻第五号、一九三七年六月)....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
昨年の末感ずるところあり、京都で御世話になった方々及び部下の希望者に「戦争史大観」を説明したい気持になり、年末年始の休みに要旨を書くつもりであったが果さなか....