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「大計〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大計の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
トランド(Jutland)の荒漠を化してこれを沃饒《よくにょう》の地となさんとの大計画を、彼はすでに彼の胸中に蓄えました。ゆえに戦い敗れて彼の同僚が絶望に圧せら....
恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
には、豆潜の操縦がうんと上手になっていた方がよいのであった。 みなさん、ぼくの大計画が何であるかお分かりですかな。 もうここでお話してしまいましょう。それは....
三角形の恐怖」より 著者:海野十三
れるかも知れないよ。日本全電力を火山を利用する火力発電に悉く改めてしまおうという大計画を抱いていた日頃の君とも思えないじゃないか。そんなことは心配する必要はちっ....
海底都市」より 著者:海野十三
は隠し切れないのだ」 「好きなようにしたまえ」 僕もこのとき、前途《ぜんと》の大計画を思って、大興奮《だいこうふん》を禁ずることが出来なかった。事実上、僕が海....
火星兵団」より 著者:海野十三
五へんも、話はきまったかと聞いて来られた。この上、ぐずぐずしていると、わが火星の大計画はくずれてしまって、とりかえしのつかんことになる。……」 と、丸木は妙な....
火薬船」より 著者:海野十三
人ポーニンも、ともに一まつの瓦斯体となって消え失せた。それとともに、かのごくひの大計画である海底要塞の建設事業も、一たん挫折してしまったのだ。この怪人たちの陰謀....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
など話してダン艇長をうごかした。 彼はついに決心して、太刀川の手をにぎり、この大計画に力をあわせることをちかった。 「日本人が二人、アメリカ人が一人、中国人が....
大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
」 「へーえ、あのムーア彗星までムビウムを採りに……」 さすがの火星人も、この大計画にはびっくりしたらしかった。 「しかし残念ながら、我がアシビキ号は故障のた....
地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
船につんでいる貨物が、明日中にこっちへ到着しないと、せっかく二年間を準備に費した大計画が、水の泡になってしまうのだ」 少将の声は、気の毒なほど、悄気ていた。一....
流線間諜」より 著者:海野十三
うっかり油断をしていたが最後、悔いて帰らぬ破滅が来るばかりだった。ああ戦慄すべき大計画! あのとき密書が自分の手に入らなかったら……」 帆村は慄然として、隣席....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
いが、それ等の中の幾人かが、かかる世相の由って来る所を、奥深く洞察して世界平和の大計を講ずる資格があるであろうか。霊界の先覚から、『盲目なる哉地上の人類』と一喝....
荒蕪地」より 著者:犬田卯
かった。総理大臣にはならなかったが、総理以上の総理の貫録はあった人物だ。あの人の大計画を成就させたについて、俺どももこれ、ちょっぴり功労があったかと思うと、東京....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
百十六間、中央左右の長さ六十五間、堂の絶頂の高さ二百十六間なり。その建築の費用、大計六千五百万円なりという。当時、法王この費用を支弁するに苦しみ、金を納めて位階....
西航日録」より 著者:井上円了
は兵事を論じ、甲賀技師は工業を説き、余は教学を談じ、一言として本邦の前途、国家の大計に関せざるはなし。その論極めて大にして、その心最も切なり。ときどき船中の主治....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
戦争となった。一八〇四年皇帝の位に即き、英国侵入計画は着々として進捗、その綜合的大計画は真に天下の偉観であった。これは今日ヒットラーの試みと対比して無限の興味を....