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大講堂
「大講堂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大講堂の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新生」より 著者:島崎藤村
出て、戦時の催しらしい管絃楽《かんげんがく》の合奏を聴《き》くためにソルボンヌの
大講堂に上り、巴里の最も好い宗教楽があると言われるソルボンヌの古い礼拝《らいはい....
「三十年後の東京」より 著者:海野十三
陸して、東京へ向った。 とちゅう相談の結果、拾った金属球はヤク大学の生理学部の
大講堂へ持込み、そこで開くことにきめた。カンノ博士は、その学部の教授だった。 ....
「地球盗難」より 著者:海野十三
上も進歩している。恐ろしい大宇宙の敵!」 その翌日のこと、大隅学士は××大学の
大講堂の演壇に進んで立って、この重大なる報告をした。これを聴講をするために押しよ....
「化け物の進化」より 著者:寺田寅彦
出張して研究しようと思えばいくらでも研究する問題はある。そしてその結果はたとえば
大講堂や劇場の設計などに何かの有益な応用を見いだすに相違ない。 余談ではあるが....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
陸して、東京へ向った。 とちゅう相談の結果、拾った金属球はヤク大学の生理学部の
大講堂へ持込み、そこで開くことにきめた。カンノ博士は、その学部の教授だった。 ....
「人造人間の秘密」より 著者:海野十三
製造技術であろう! 「さあ、あの台のうえにある金属製の檻の中に入って見物しよう」
大講堂を十個ぐらいうち貫いたようなこの広い試験室の中央には、噴水塔のようなものが....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
いことにした。そうして黙々塾をも勧誘した。いよいよ当日となった。場所は師範学校の
大講堂である。時は夕方から。 この催しを聞いて浦和の町の父兄達も定刻前に会場へ....
「ベルリン大学」より 著者:寺田寅彦
も交じっていた。厳かな入学宣誓式が行われて、自分も大勢の新入生の中にまき込まれて
大講堂へ這入ったが、様子が分らないのでまごまごしていると、中に一人物馴れた日本人....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
に、その本やでエホンも買うという工合よ。 帝大から四千人の学生が出征しました。
大講堂の入口に佇んでその行進を見送る総長の髪の白い、背のまるい、国民服の姿が新聞....
「公孫樹」より 著者:豊島与志雄
りながら、あたりを振返ってみた。沈みかけた四月末の太陽が、淡い光を投げてる中に、
大講堂の廃墟の壁がくっきりと聳えていて、その前に公孫樹の新緑が萠え出していた。十....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
東京へ乗り出して来たこれが最初の勝利の合戦であった、そこで序幕の高野山の金剛峰寺
大講堂の場が総坊主で押し出した、そんな因縁から大谷は、坊主が好きだというような評....
「地方文化運動報告」より 著者:中井正一
く巨大な群像となって、何か圧迫的なものすらがあった。 七百名の体温を満した夏の
大講堂の盛んなる光景は、豊かな、豊かな、何か溢るる如きものがあった。三原でも、十....
「法然行伝」より 著者:中里介山
動が起って来た。最初からその雲行が険難であったが、終《つい》に元久元年の冬、山門
大講堂の庭に三塔会合して専修念仏を停止《ちょうじ》すべしということを議決して、座....
「寺田先生の追憶」より 著者:中谷宇吉郎
。 時々法科方面の友達などがやって来て「君たちはいいな、僕の方は三百人も一緒に
大講堂で大急ぎにノートを取るだけだから、とてもこういう感じは出ないよ」などと羨《....
「早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
東儀鉄笛氏が、震災で倒れたというあの東京専門学校時代からの記念的建物だった当時の
大講堂に、幾回も私達全校の学生を集め、あの巨体を前後左右に振り廻し、あの独特の大....